萌翻译之——秃鹰·基王之王(第一回)

来源:百度文库 编辑:超级军网 时间:2024/04/28 04:22:32
秃鹰·基王之王(第一回)
译者:S1的HGCG.

诗云:
狩猎时分河蟹忙,
触犯逆鳞祸难当。
茶余莫议朝中事,
谈风论财却无妨。
自邓公变法以来,“财”、“色”二字不再为上不得厅堂之辞。尤为“财”字,古来便为君子所好,更是男女老幼,津津乐道。
话说东瀛苇原之国,乃人傻钱多之地。天朝君子欲上报朝廷、下遗子孙,免去当那三千七百万之苦,则须多习取财之法,赚尽此地银两。
日前有东瀛豪商一名,撰文述国家基金之道。末座虽无才又无财,亦觉其言之有理。“锦衣玉食未敢专也”,特斗胆译之,与诸君共享。
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原文:
http://diamond.jp/series/hagetaka/10001/
勝又幹英(ニュー・フロンティア・キャピタル・マネジメント(株)代表取締役社長)
【第1回】 2009年05月27日

国家ファンドの資金力は史上空前!
世界を駆け巡る新興国マネーの正体

 ハゲタカファンド――。1990年代後半の金融危機以降、続々と日本に舞い降り、わが国を代表する金融機関や事業会社を傘下に収めて行った彼らの名を、聞いたことがない人はいないだろう。

 彼らは、一般的に「バイ・アウト・ファンド」に分類されることが多い投資ファンドである。投資家から集めた巨額の資金を元手に、経営難に陥った割安で優良な企業にTOB(株式公開買い付け)を仕掛け大株主として買収し、経営陣の派遣などを通じて、経営に深く関与するのが特徴だ。

 その目的は、「企業価値向上」を旗印に徹底した事業改革を行ない、最後は企業を売却して高い利回りを得ることに他ならない。

 日本人にとっては、あまりにもドラスティックに映るその投資・経営手法は、しばしば旧来の経営陣との激しい衝突を招いた。だからこそ、日本人は脅威の念を込めて、彼らを「ハゲタカ」と呼んだのである。

 そんな世相を反映してベストセラーになったのが、真山仁氏の経済小説「ハゲタカ」(2004年、ダイヤモンド社刊)とその続編「バイアウト」(06年、講談社刊)だ。

 元銀行員の鷲津政彦が、投資ファンドのファンドマネジャーに転身して、次々と日本企業を買収する姿を臨場感たっぷりに描写し、「ハゲタカ」は一躍流行語となった。

 07年には、同小説を基にしたテレビ版の「ハゲタカ」(NHK、全6回)が放映されて好評を博し、来る6月6日からはついに待望の映画版「ハゲタカ」(全国東宝系)の上映が始まる。

 では、果たして投資ファンドは、小説や映画のイメージ通り、本当に単なる「招かれざる濫用的買収者」なのだろうか?

 これまでの経緯を見れば、そのような見方は一面では正しいのかもしれない。しかし、「ファンド」という言葉もすでに市民権を得ているため、名前を聞いただけで「すわ、乗っ取りか!?」と短絡的に思い込む企業経営者は、以前ほど多くないだろう。

 世界を見渡せば、今では経営改革を目指して積極的に投資ファンドを受け入れている企業さえ少なくない。投資ファンドの活動の場は、ますます拡大しているのが実情なのだ。

 なかでも特に注目すべきトレンドは、これまで欧米系投資ファンドの陰に隠れていた「新興国の投資ファンド」が、ここに来て急速に存在感を強めていることだ。
 しかもその多くは、欧米系ファンドに見られるような民間資本のものではない。天文学的とも言える巨大な資金力を背景に国が運営する「国家ファンド」(SWF)なのである(一般には、ソブリン・ウェルス・ファンド、国富ファンド、政府系ファンドとも称される)。

 この連載では、そんな新興国マネーの知られざる本質と世界に与える影響力の大きさを、徹底追跡する。

国家ファンドの基金総額は
世界全体で計400兆円とも!?
 まずは、基本事項から説明しよう。国家ファンドの設立・運営は、ノルウェーに代表される先進国における伝統的な公的年金基金に加え、中国、ロシアなどの BRICs諸国から、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国、アブダビ、ドバイの属するアラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カタールなどの中東諸国まで、新興国全体に広がっている。

 その財源は、外貨準備やオイルマネーといった「国の基金」だ。そもそも国内外に莫大な投資を行なう目的は、国民の資産である基金を次世代以降の自国民のために増大させて「子孫に美田を残す」ことにあるという。

 投資スタイルから分類すると、純粋なファイナンシャル・リターンを追求する「金融系国家ファンド」、金融投資を通じて経済的な国家目標の遂行を目指す「戦略系国家ファンド」、金融投資を行なうものの、案件選定に当たって戦略的な観点を考慮する「ハイブリッド型国家ファンド」の、主に3つに分類できる。

 彼らの資産内容は必ずしも開示されないため、詳細は不明だが、08年のピーク時には世界に40社程度あると言われた国家ファンドの総基金額は、300~400兆円にも上ると推計されていた。

 投資先の多様化を図って欧米のインベストメントバンクなどにも巨額の投資を行なったため、その後のサブプライムローン問題により、「総投資額の2~3割を失った」との報道もある。

 だが、中東原油国を中心とする国家ファンドを例に挙げれば、国家予算を「原油1バレル当たり35-45ドル程度」で計画していたため、足元の原油価格が1バレル50-60ドル程度なら、「今後も海外での大型投資は十分持続可能」と見られている。

事実、ここに来て、新興国マネー絡みで大きな動きがあった。今春、ドイツ経済の象徴的存在とも言うべきあのダイムラーベンツが、アラブ首長国連邦(UAE) に属するアブダビ首長国の国家ファンド「アーバルインベストメンツ」から、2600億円相当の出資を受け入れることを表明したのだ。

 実は、ダイムラーは今を去ること約40年前にも、クウェートの国家ファンドである「クウェート投資庁」を筆頭株主として、大型出資を受け入れている。これでドイツの珠玉ダイムラーの第1位と第2位の大口株主を、中東産油国の国家ファンドが占めることとなった。

 さらにダイムラーは、中国の「中国投資有限責任公司」(CIC/China Investment Corporation.)にも追加的な大型出資の打診をしていると報道されており、ダイムラー側も交渉の事実を肯定している。

 また日本でも、一部に新興国マネーを受け入れる動きが出始めている。07年9月、コスモ石油はアブダビの国家ファンドの1つ「国際石油投資会社」(IPIC/International Petroleum Investment Co.)から出資を受け、同社が筆頭株主(保有株式比率20.76%)となることを発表した。

 ちなみに同IPICは、前述のアーバルインベストメンツの筆頭株主であるため、ダイムラーの実質的筆頭株主と言えなくもない相手だ。

ジャック・アタリ氏が指摘する
世界の中心になれない日本の“弱み”
 このように、世界でニーズが高まる新興国マネーだが、日本の上場企業には、いまだに「ファンドアレルギー」の経営者が多いように思える。

「自分はCEOとしての合理的判断により、◯◯国の国家ファンドを筆頭株主とする第三者割当増資を発表する」といった決断をできる経営者が、果たして、今後たくさん出て来るものだろうか?

 そんな疑問に対する1つの“提言”となるのが、「ヨーロッパ最高の知性」と称される経済学者、ジャック・アタリ氏の「21世紀の歴史」(作品社刊)である。これまで名前しか知らなかったが、先のゴールデンウィークにNHKの番組で氏を見かけて、早速本屋で同著を買って読んでみた。

 21世紀政治・経済を見通した“未来の歴史書”という斬新なタイトルもさることながら、その日本語版の序文は、「21世紀、果たして日本は生き残れるのか?」という刺激的な内容となっている。

 アタリ氏によれば、「日本には今まで世界の中心勢力となり得るチャンスがあったが、次の3つの“阻害要因”により、それが果たされなかった」という。

 第一は、並外れた技術的ダイナミズムを持っているにもかかわらず、既存の産業や不動産から生じる超過利得、そして官僚周辺の利益を過剰に保護して来たことだ。

 第二に、海運業や海上軍事力など、海上での類まれな覇権力があるにもかかわらず、海洋を掌握することができず、さらに港湾や金融市場の開発を怠って来たこと。

 そして第三に、これまでに指導者、技術者、研究者、企業家、商人、産業人などの「クリエーター階級」の育成を怠り、同時に科学者、金融関係者、企業クリエーターを外国から招聘することもしなかったことである。

 つまり日本は、「アイデア、投資、外国からの人材などを幅広く受け入れることが最も有効な処方箋である」と、氏は総括している。

 アタリ氏の言は、まさに「言い得て妙」だろう。筆者は常々「1853年のペリー来航以来、日本は本当に鎖国を解いて来たのだろうか」という問題意識を持ち続けて来た。米国留学中に、たまたまそのペリー提督のひ孫というペリー教授に「北海道を中心とした北アジア地域連邦構想」の話を聞いたのも、きっかけの1 つだ。

 それは、「パラダイムシフト」とも言える昨年来の未曾有の経済・投資環境の変化を通じて、さらに昇華しつつある。端的に言えば、「日本には今、第二の開国が求められているのではないか?」という危機意識に他ならない。

 筆者は、「日本の並外れた技術的ダイナミズム」(アタリ氏)と、国家ファンドに代表されるいわゆる「新興国マネー」との協働が、日本再興のための1つの処方箋になるのではないかと考えている。

日本に「第二の開国」を促すか?
命運を占う新興国マネーの本質
 映画「ハゲタカ」では、中国の国家ファンドをバックに付けた“赤いハゲタカ”劉一華(リュウ・イーファ)が、日本の代表的な企業であるアカマ自動車へTOBを仕掛けるシーンから、物語が加速度的に展開して行く。

 これは日本にとって、それこそ「黒船来航以来」とも言える“第二の開国”を迫られているようなものだろう。世界に展開する新興国マネーの規模が、欧米系ファンドとは比べ物にならないほど大きいことを考えれば、今後現実にこのようなことが起きないとも限らない。

 経済学者でもないのに、このような大上段の議論を展開することにためらいはある。しかし筆者は、自ら民間プライベートエクィティファンドのファンドマネジャーを経験し、現在進行形で新興国向けのグロースキャピタルファンドを立ち上げているファンドスポンサーという立場にある。

 中東を中心とする国家ファンドから、日本に対する“レスキューキャピタル”の調達に参画するという実務に携わっている者として、リスク資金のニーズや、国家をまたがる資金移動の必要性などは、常に肌で感じている。

 今回、ご縁があり、映画「ハゲタカ」の経済考証を務めさせていただいた。最も難しかったのは、経済的考証という無機質な作業と、エンタテインメントとしての生もののフィルムとを共存させることだった。

 次回以降は、国家ファンドの行動原理の分析を通じて、「国家ファンドは本当にハゲタカなのか?」という大命題に迫って行きたい。
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译:
第一回 宅男胜地待破膜 新兴国家钱财多
20世纪末,日本经济萧条一蹶不振,不少基金公司纷纷前来,将代表日本的金融机构事业公司逐一寝取,人皆畏之曰“秃鹰基金”,是大和小儿闻秃鹰之名而夜不敢啼。
此种基金多为收购基金。收购基金怎么认啊?投资家筹来大笔银两当本钱,通过TOB来成为那些龙困浅滩虎落平阳混不下去揭不开锅但是洗洗干净卖相还很好的企业的大股东,再安插自家掌柜,参与其运营之中,凡是这样的,就是收购基金。这里有看官要问,这TOB是什么呀?能吃吗?这TOB是英文TakeOver Bid的缩写,乃“股票公开买卖”之意也。
那他买下公司图的是什么呢?那就是动用肉改之发调教之术,把买来的姑娘变成绝伦美人,再高价出售牟取利益。
日本人做买卖的,是处女厨多,破鞋党少。收购基金这套办法,自然每每惹公司旧部扎小人、俯卧撑。处女厨对之恨之入骨,才有了“秃鹰”的诨名。
话说大阪府有个书生,姓真山、单名一个仁,便著有小说“秃鹰”,专道此事。
书中主角鹫津政彦本是一介银行职员,后来跑去干投资基金,专门寝取日本企业。此书一出,轰动全国,“秃鹰”两字成了日本的“草泥马”。
后来还拍了日剧,今年还要放电影,已是后话,此处不提。
那么,这投资基金,真如小说电影里一样,是人妻控寝取魔吗?
光看之前所述,会这么想也是人之常情。但如今“基金”一词早已足登大雅之堂,现在仍旧听到“基金”就回去把老婆锁起来的,恐怕都是稀有动物了吧。
放眼世界,为了找人出钱给自己隆胸而积极倒贴给基金的企业不在少数。这使得投资基金头顶青天。
而然这年头有有了个趋势。原本是欧美豪强左拥右抱,现在那些新兴国家的投资基金却如雨后春笋冒了出来。
欧美的投资基金,多是民间资本,但新兴国的不是,新兴国的基金,都是由朝廷衙门亲自把持,库中钞票能数到手抽筋的国家基金,又唤“主权财富基金”、政府基金。
此处一不表日企元老怎么跟秃鹰们草泥马,二不表欧美基金干的是何营生,单道这些在世界中心呼唤“基”的新兴国的暴发户。

先说说基本的。国家基金的范围很大,既有挪威这种发达国家传统的公众养老金基金,又有金砖新马泰阿联酋科威特卡塔尔这些新兴国的基金。
那他们哪里来的钱呢?就是从外汇储备或卖汁换的钱来的国家基金。在国内外寝取那么多妹子,为得倒不是自己一树梨花压海棠,而是要搞点钱给子孙买个童养媳,省得子孙三千七百万。
而从投资方式,则可以分成三种。一种是纯粹赚点奶粉钱,讲究财政收益的“金融系国家基金”、一种是通过金融投资达到不可告人的目的的“战略系国家基金”、还有在物色妹子的时候就考虑通过调教到底能大几个杯、能附加哪些属性的混合型国家基金。
这些国家基金到底有多少本钱,都是“就不告诉你”的,08年他们干得最HIGH的时候,全世界40多个国家基金,加起来估摸着也得有300~400日元。
这些基金爱玩花样,今天老汉推车,明天观音坐莲,在欧美的投资银行里也投了不少钱,结果美国老太太房钱没还清就一脚去了,据说一亏亏了二、三成。
但是,说到这些以中东卖汁国为中心的国家基金,因为他们的国家预算是按“榨一桶汁能卖35-45大洋”来算的,眼下一桶汁能卖50-60大洋,今后应该还能在海外逍遥。
实际上,这一阵新兴国做了不少大买卖。今年春天,堪称德意志大日尔曼经济的象征的戴姆勒奔驰,被阿联酋的国家基金“Aabar投资公司”中出了2600亿日元。
其实这也不是戴姆勒第一遭了,40年前也收过科威特的国家基金“科威特投资厅”一大笔银子,认他当了狗锈金萨马1号。如今这德意志日尔曼的鲜花的狗锈金萨马1号和2号,皆成了引车卖汁的中东国家基金了。
现在又听闻,戴姆勒在和中国的“中国投资有限责任公司”(CIC)有凤求凰之意,打算接受CIC的大型出资,戴姆勒也供认不讳。
日本也有企业接受新兴国基金投资的情况。07年9月,阿布扎比的国家基金“国际石油投资公司”(IPIC)就中出了COSMO石油一大笔钱,做了该公司的狗锈金萨马1号。
这IPIC同时又坐着Aabar投资公司的头把交椅,故也是戴姆勒的真•ち狗锈金萨马。

如今这天下的大公司,听到新兴国的基金,都个个又粗又硬,唯独那日本的上市企业,却是听到“基金”二字就起疹子。
身为CEO,能横下心把股票卖给外国老板的,今后会多还是会少?
欧洲有一学究,大号雅各•阿达利,乃经济砖家,人唤“欧洲上限”。其著有一部奇书,名曰“21世纪的历史”。此书号称可远观未来,而日文版的序言却是“21世纪,日本还能饭否?”
阿达利道:“扶桑本有成为世界中心之机遇,然有三处顽疾,使之不能”。要问是哪三处?
头一处,虽有削木为鸟之技,却只顾既有的家底和房地产生出来的钱、还有官僚周边的银两。
第二处,空有巨舟大舰舰船利炮,却不思占海为王,且怠于良港、金融市场之开发。
第三处,乃疏于领导人、技术者、研究者、企业家、商人、产业等「创造阶级」的育成,又不屑从国外招聘砖家叫兽。
阿达利又道,要治这三处病,须伸开大腿,将国外的创意、投资、人才都接纳进来。
阿达利所言极是。在下常想,嘉永5年美军入关后,日本的便真的破膜了吗。当年花旗国留学之际,偶遇当年美军提督佩里曾孙,其曰“大可以北海道为京,建一北亚联邦”,也是让我这么想的一个原因。
去年大萧条,经济、投资环境大有变化,堪称“思维转换”。经此一难,在下的这种想法得到了进一步的升华。简而言之,便是——“日本的膜是不是还须捅一次方可破”。
阿达利道日本有“削木为鸟之技”,若能成全国家基金所代表的新兴国投资与其结为连理,必能中兴皇国。

电影版“秃鹰”中,主角的对手“红秃鹰”刘一华,以中国的国家基金为靠山,要寝取日本的汽车公司,故事由此跌宕起伏。
此番种种,对日本而言,就好比是美军入关后的第二次破膜。新兴国资金的触手遍布全世界,欧美基金在其面前就如逢坂大河见到武器屋。想到这点,便可知电影之事未必不能成真。
鄙人乃末技游食之辈,绝非经济砖家,提笔时曾多有犹豫。然鄙人曾干过私募股权基金,如今又在计划当赞助人,跟新兴国左买卖,做成长型基金。
鄙人干的是从卖汁国威中心的国家基金手里,给日本讨奶粉钱的营生,深感风险资金之需求、及国家间资金流动之必要性。
此番有缘给电影“秃鹰”当经济考证。最难便在于,经济考证这种蓝猫一样乏味的东西,如何同充满娱乐性的电影方到一起。
下回开始,将通过分析国家基金的行动原理,讨论“国家资金真的是人妻控吗?”的问题。欲知国家基金如何面貌,请待下回分解。秃鹰·基王之王(第一回)
译者:S1的HGCG.

诗云:
狩猎时分河蟹忙,
触犯逆鳞祸难当。
茶余莫议朝中事,
谈风论财却无妨。
自邓公变法以来,“财”、“色”二字不再为上不得厅堂之辞。尤为“财”字,古来便为君子所好,更是男女老幼,津津乐道。
话说东瀛苇原之国,乃人傻钱多之地。天朝君子欲上报朝廷、下遗子孙,免去当那三千七百万之苦,则须多习取财之法,赚尽此地银两。
日前有东瀛豪商一名,撰文述国家基金之道。末座虽无才又无财,亦觉其言之有理。“锦衣玉食未敢专也”,特斗胆译之,与诸君共享。
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原文:
http://diamond.jp/series/hagetaka/10001/
勝又幹英(ニュー・フロンティア・キャピタル・マネジメント(株)代表取締役社長)
【第1回】 2009年05月27日

国家ファンドの資金力は史上空前!
世界を駆け巡る新興国マネーの正体

 ハゲタカファンド――。1990年代後半の金融危機以降、続々と日本に舞い降り、わが国を代表する金融機関や事業会社を傘下に収めて行った彼らの名を、聞いたことがない人はいないだろう。

 彼らは、一般的に「バイ・アウト・ファンド」に分類されることが多い投資ファンドである。投資家から集めた巨額の資金を元手に、経営難に陥った割安で優良な企業にTOB(株式公開買い付け)を仕掛け大株主として買収し、経営陣の派遣などを通じて、経営に深く関与するのが特徴だ。

 その目的は、「企業価値向上」を旗印に徹底した事業改革を行ない、最後は企業を売却して高い利回りを得ることに他ならない。

 日本人にとっては、あまりにもドラスティックに映るその投資・経営手法は、しばしば旧来の経営陣との激しい衝突を招いた。だからこそ、日本人は脅威の念を込めて、彼らを「ハゲタカ」と呼んだのである。

 そんな世相を反映してベストセラーになったのが、真山仁氏の経済小説「ハゲタカ」(2004年、ダイヤモンド社刊)とその続編「バイアウト」(06年、講談社刊)だ。

 元銀行員の鷲津政彦が、投資ファンドのファンドマネジャーに転身して、次々と日本企業を買収する姿を臨場感たっぷりに描写し、「ハゲタカ」は一躍流行語となった。

 07年には、同小説を基にしたテレビ版の「ハゲタカ」(NHK、全6回)が放映されて好評を博し、来る6月6日からはついに待望の映画版「ハゲタカ」(全国東宝系)の上映が始まる。

 では、果たして投資ファンドは、小説や映画のイメージ通り、本当に単なる「招かれざる濫用的買収者」なのだろうか?

 これまでの経緯を見れば、そのような見方は一面では正しいのかもしれない。しかし、「ファンド」という言葉もすでに市民権を得ているため、名前を聞いただけで「すわ、乗っ取りか!?」と短絡的に思い込む企業経営者は、以前ほど多くないだろう。

 世界を見渡せば、今では経営改革を目指して積極的に投資ファンドを受け入れている企業さえ少なくない。投資ファンドの活動の場は、ますます拡大しているのが実情なのだ。

 なかでも特に注目すべきトレンドは、これまで欧米系投資ファンドの陰に隠れていた「新興国の投資ファンド」が、ここに来て急速に存在感を強めていることだ。
 しかもその多くは、欧米系ファンドに見られるような民間資本のものではない。天文学的とも言える巨大な資金力を背景に国が運営する「国家ファンド」(SWF)なのである(一般には、ソブリン・ウェルス・ファンド、国富ファンド、政府系ファンドとも称される)。

 この連載では、そんな新興国マネーの知られざる本質と世界に与える影響力の大きさを、徹底追跡する。

国家ファンドの基金総額は
世界全体で計400兆円とも!?
 まずは、基本事項から説明しよう。国家ファンドの設立・運営は、ノルウェーに代表される先進国における伝統的な公的年金基金に加え、中国、ロシアなどの BRICs諸国から、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国、アブダビ、ドバイの属するアラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カタールなどの中東諸国まで、新興国全体に広がっている。

 その財源は、外貨準備やオイルマネーといった「国の基金」だ。そもそも国内外に莫大な投資を行なう目的は、国民の資産である基金を次世代以降の自国民のために増大させて「子孫に美田を残す」ことにあるという。

 投資スタイルから分類すると、純粋なファイナンシャル・リターンを追求する「金融系国家ファンド」、金融投資を通じて経済的な国家目標の遂行を目指す「戦略系国家ファンド」、金融投資を行なうものの、案件選定に当たって戦略的な観点を考慮する「ハイブリッド型国家ファンド」の、主に3つに分類できる。

 彼らの資産内容は必ずしも開示されないため、詳細は不明だが、08年のピーク時には世界に40社程度あると言われた国家ファンドの総基金額は、300~400兆円にも上ると推計されていた。

 投資先の多様化を図って欧米のインベストメントバンクなどにも巨額の投資を行なったため、その後のサブプライムローン問題により、「総投資額の2~3割を失った」との報道もある。

 だが、中東原油国を中心とする国家ファンドを例に挙げれば、国家予算を「原油1バレル当たり35-45ドル程度」で計画していたため、足元の原油価格が1バレル50-60ドル程度なら、「今後も海外での大型投資は十分持続可能」と見られている。

事実、ここに来て、新興国マネー絡みで大きな動きがあった。今春、ドイツ経済の象徴的存在とも言うべきあのダイムラーベンツが、アラブ首長国連邦(UAE) に属するアブダビ首長国の国家ファンド「アーバルインベストメンツ」から、2600億円相当の出資を受け入れることを表明したのだ。

 実は、ダイムラーは今を去ること約40年前にも、クウェートの国家ファンドである「クウェート投資庁」を筆頭株主として、大型出資を受け入れている。これでドイツの珠玉ダイムラーの第1位と第2位の大口株主を、中東産油国の国家ファンドが占めることとなった。

 さらにダイムラーは、中国の「中国投資有限責任公司」(CIC/China Investment Corporation.)にも追加的な大型出資の打診をしていると報道されており、ダイムラー側も交渉の事実を肯定している。

 また日本でも、一部に新興国マネーを受け入れる動きが出始めている。07年9月、コスモ石油はアブダビの国家ファンドの1つ「国際石油投資会社」(IPIC/International Petroleum Investment Co.)から出資を受け、同社が筆頭株主(保有株式比率20.76%)となることを発表した。

 ちなみに同IPICは、前述のアーバルインベストメンツの筆頭株主であるため、ダイムラーの実質的筆頭株主と言えなくもない相手だ。

ジャック・アタリ氏が指摘する
世界の中心になれない日本の“弱み”
 このように、世界でニーズが高まる新興国マネーだが、日本の上場企業には、いまだに「ファンドアレルギー」の経営者が多いように思える。

「自分はCEOとしての合理的判断により、◯◯国の国家ファンドを筆頭株主とする第三者割当増資を発表する」といった決断をできる経営者が、果たして、今後たくさん出て来るものだろうか?

 そんな疑問に対する1つの“提言”となるのが、「ヨーロッパ最高の知性」と称される経済学者、ジャック・アタリ氏の「21世紀の歴史」(作品社刊)である。これまで名前しか知らなかったが、先のゴールデンウィークにNHKの番組で氏を見かけて、早速本屋で同著を買って読んでみた。

 21世紀政治・経済を見通した“未来の歴史書”という斬新なタイトルもさることながら、その日本語版の序文は、「21世紀、果たして日本は生き残れるのか?」という刺激的な内容となっている。

 アタリ氏によれば、「日本には今まで世界の中心勢力となり得るチャンスがあったが、次の3つの“阻害要因”により、それが果たされなかった」という。

 第一は、並外れた技術的ダイナミズムを持っているにもかかわらず、既存の産業や不動産から生じる超過利得、そして官僚周辺の利益を過剰に保護して来たことだ。

 第二に、海運業や海上軍事力など、海上での類まれな覇権力があるにもかかわらず、海洋を掌握することができず、さらに港湾や金融市場の開発を怠って来たこと。

 そして第三に、これまでに指導者、技術者、研究者、企業家、商人、産業人などの「クリエーター階級」の育成を怠り、同時に科学者、金融関係者、企業クリエーターを外国から招聘することもしなかったことである。

 つまり日本は、「アイデア、投資、外国からの人材などを幅広く受け入れることが最も有効な処方箋である」と、氏は総括している。

 アタリ氏の言は、まさに「言い得て妙」だろう。筆者は常々「1853年のペリー来航以来、日本は本当に鎖国を解いて来たのだろうか」という問題意識を持ち続けて来た。米国留学中に、たまたまそのペリー提督のひ孫というペリー教授に「北海道を中心とした北アジア地域連邦構想」の話を聞いたのも、きっかけの1 つだ。

 それは、「パラダイムシフト」とも言える昨年来の未曾有の経済・投資環境の変化を通じて、さらに昇華しつつある。端的に言えば、「日本には今、第二の開国が求められているのではないか?」という危機意識に他ならない。

 筆者は、「日本の並外れた技術的ダイナミズム」(アタリ氏)と、国家ファンドに代表されるいわゆる「新興国マネー」との協働が、日本再興のための1つの処方箋になるのではないかと考えている。

日本に「第二の開国」を促すか?
命運を占う新興国マネーの本質
 映画「ハゲタカ」では、中国の国家ファンドをバックに付けた“赤いハゲタカ”劉一華(リュウ・イーファ)が、日本の代表的な企業であるアカマ自動車へTOBを仕掛けるシーンから、物語が加速度的に展開して行く。

 これは日本にとって、それこそ「黒船来航以来」とも言える“第二の開国”を迫られているようなものだろう。世界に展開する新興国マネーの規模が、欧米系ファンドとは比べ物にならないほど大きいことを考えれば、今後現実にこのようなことが起きないとも限らない。

 経済学者でもないのに、このような大上段の議論を展開することにためらいはある。しかし筆者は、自ら民間プライベートエクィティファンドのファンドマネジャーを経験し、現在進行形で新興国向けのグロースキャピタルファンドを立ち上げているファンドスポンサーという立場にある。

 中東を中心とする国家ファンドから、日本に対する“レスキューキャピタル”の調達に参画するという実務に携わっている者として、リスク資金のニーズや、国家をまたがる資金移動の必要性などは、常に肌で感じている。

 今回、ご縁があり、映画「ハゲタカ」の経済考証を務めさせていただいた。最も難しかったのは、経済的考証という無機質な作業と、エンタテインメントとしての生もののフィルムとを共存させることだった。

 次回以降は、国家ファンドの行動原理の分析を通じて、「国家ファンドは本当にハゲタカなのか?」という大命題に迫って行きたい。
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译:
第一回 宅男胜地待破膜 新兴国家钱财多
20世纪末,日本经济萧条一蹶不振,不少基金公司纷纷前来,将代表日本的金融机构事业公司逐一寝取,人皆畏之曰“秃鹰基金”,是大和小儿闻秃鹰之名而夜不敢啼。
此种基金多为收购基金。收购基金怎么认啊?投资家筹来大笔银两当本钱,通过TOB来成为那些龙困浅滩虎落平阳混不下去揭不开锅但是洗洗干净卖相还很好的企业的大股东,再安插自家掌柜,参与其运营之中,凡是这样的,就是收购基金。这里有看官要问,这TOB是什么呀?能吃吗?这TOB是英文TakeOver Bid的缩写,乃“股票公开买卖”之意也。
那他买下公司图的是什么呢?那就是动用肉改之发调教之术,把买来的姑娘变成绝伦美人,再高价出售牟取利益。
日本人做买卖的,是处女厨多,破鞋党少。收购基金这套办法,自然每每惹公司旧部扎小人、俯卧撑。处女厨对之恨之入骨,才有了“秃鹰”的诨名。
话说大阪府有个书生,姓真山、单名一个仁,便著有小说“秃鹰”,专道此事。
书中主角鹫津政彦本是一介银行职员,后来跑去干投资基金,专门寝取日本企业。此书一出,轰动全国,“秃鹰”两字成了日本的“草泥马”。
后来还拍了日剧,今年还要放电影,已是后话,此处不提。
那么,这投资基金,真如小说电影里一样,是人妻控寝取魔吗?
光看之前所述,会这么想也是人之常情。但如今“基金”一词早已足登大雅之堂,现在仍旧听到“基金”就回去把老婆锁起来的,恐怕都是稀有动物了吧。
放眼世界,为了找人出钱给自己隆胸而积极倒贴给基金的企业不在少数。这使得投资基金头顶青天。
而然这年头有有了个趋势。原本是欧美豪强左拥右抱,现在那些新兴国家的投资基金却如雨后春笋冒了出来。
欧美的投资基金,多是民间资本,但新兴国的不是,新兴国的基金,都是由朝廷衙门亲自把持,库中钞票能数到手抽筋的国家基金,又唤“主权财富基金”、政府基金。
此处一不表日企元老怎么跟秃鹰们草泥马,二不表欧美基金干的是何营生,单道这些在世界中心呼唤“基”的新兴国的暴发户。

先说说基本的。国家基金的范围很大,既有挪威这种发达国家传统的公众养老金基金,又有金砖新马泰阿联酋科威特卡塔尔这些新兴国的基金。
那他们哪里来的钱呢?就是从外汇储备或卖汁换的钱来的国家基金。在国内外寝取那么多妹子,为得倒不是自己一树梨花压海棠,而是要搞点钱给子孙买个童养媳,省得子孙三千七百万。
而从投资方式,则可以分成三种。一种是纯粹赚点奶粉钱,讲究财政收益的“金融系国家基金”、一种是通过金融投资达到不可告人的目的的“战略系国家基金”、还有在物色妹子的时候就考虑通过调教到底能大几个杯、能附加哪些属性的混合型国家基金。
这些国家基金到底有多少本钱,都是“就不告诉你”的,08年他们干得最HIGH的时候,全世界40多个国家基金,加起来估摸着也得有300~400日元。
这些基金爱玩花样,今天老汉推车,明天观音坐莲,在欧美的投资银行里也投了不少钱,结果美国老太太房钱没还清就一脚去了,据说一亏亏了二、三成。
但是,说到这些以中东卖汁国为中心的国家基金,因为他们的国家预算是按“榨一桶汁能卖35-45大洋”来算的,眼下一桶汁能卖50-60大洋,今后应该还能在海外逍遥。
实际上,这一阵新兴国做了不少大买卖。今年春天,堪称德意志大日尔曼经济的象征的戴姆勒奔驰,被阿联酋的国家基金“Aabar投资公司”中出了2600亿日元。
其实这也不是戴姆勒第一遭了,40年前也收过科威特的国家基金“科威特投资厅”一大笔银子,认他当了狗锈金萨马1号。如今这德意志日尔曼的鲜花的狗锈金萨马1号和2号,皆成了引车卖汁的中东国家基金了。
现在又听闻,戴姆勒在和中国的“中国投资有限责任公司”(CIC)有凤求凰之意,打算接受CIC的大型出资,戴姆勒也供认不讳。
日本也有企业接受新兴国基金投资的情况。07年9月,阿布扎比的国家基金“国际石油投资公司”(IPIC)就中出了COSMO石油一大笔钱,做了该公司的狗锈金萨马1号。
这IPIC同时又坐着Aabar投资公司的头把交椅,故也是戴姆勒的真•ち狗锈金萨马。

如今这天下的大公司,听到新兴国的基金,都个个又粗又硬,唯独那日本的上市企业,却是听到“基金”二字就起疹子。
身为CEO,能横下心把股票卖给外国老板的,今后会多还是会少?
欧洲有一学究,大号雅各•阿达利,乃经济砖家,人唤“欧洲上限”。其著有一部奇书,名曰“21世纪的历史”。此书号称可远观未来,而日文版的序言却是“21世纪,日本还能饭否?”
阿达利道:“扶桑本有成为世界中心之机遇,然有三处顽疾,使之不能”。要问是哪三处?
头一处,虽有削木为鸟之技,却只顾既有的家底和房地产生出来的钱、还有官僚周边的银两。
第二处,空有巨舟大舰舰船利炮,却不思占海为王,且怠于良港、金融市场之开发。
第三处,乃疏于领导人、技术者、研究者、企业家、商人、产业等「创造阶级」的育成,又不屑从国外招聘砖家叫兽。
阿达利又道,要治这三处病,须伸开大腿,将国外的创意、投资、人才都接纳进来。
阿达利所言极是。在下常想,嘉永5年美军入关后,日本的便真的破膜了吗。当年花旗国留学之际,偶遇当年美军提督佩里曾孙,其曰“大可以北海道为京,建一北亚联邦”,也是让我这么想的一个原因。
去年大萧条,经济、投资环境大有变化,堪称“思维转换”。经此一难,在下的这种想法得到了进一步的升华。简而言之,便是——“日本的膜是不是还须捅一次方可破”。
阿达利道日本有“削木为鸟之技”,若能成全国家基金所代表的新兴国投资与其结为连理,必能中兴皇国。

电影版“秃鹰”中,主角的对手“红秃鹰”刘一华,以中国的国家基金为靠山,要寝取日本的汽车公司,故事由此跌宕起伏。
此番种种,对日本而言,就好比是美军入关后的第二次破膜。新兴国资金的触手遍布全世界,欧美基金在其面前就如逢坂大河见到武器屋。想到这点,便可知电影之事未必不能成真。
鄙人乃末技游食之辈,绝非经济砖家,提笔时曾多有犹豫。然鄙人曾干过私募股权基金,如今又在计划当赞助人,跟新兴国左买卖,做成长型基金。
鄙人干的是从卖汁国威中心的国家基金手里,给日本讨奶粉钱的营生,深感风险资金之需求、及国家间资金流动之必要性。
此番有缘给电影“秃鹰”当经济考证。最难便在于,经济考证这种蓝猫一样乏味的东西,如何同充满娱乐性的电影方到一起。
下回开始,将通过分析国家基金的行动原理,讨论“国家资金真的是人妻控吗?”的问题。欲知国家基金如何面貌,请待下回分解。
有意思!