没人发我发,日本媒体和KBS中被禁播的天安号沉默的真相 ...

来源:百度文库 编辑:超级军网 时间:2024/05/01 14:01:10
先贴原文:韓国軍艦「天安」沈没の深層
  2010年5月7日  田中 宇
  
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   3月26日、韓国と北朝鮮の海上の境界線(北方限界線、NLL)のすぐ南にあるペンニョン島(ペクリョン島、白【令羽】島)の近くで、韓国の大型哨戒艦(コルベット)の「天安」が爆発・沈没した事件は、発生から1カ月以上がすぎても、沈没原因が確定していない。韓国政府は4月に入り「魚雷か機雷が船の外で爆発したと考えられる」と発表し、艦内からの爆破や破壊(故障など)ではなく、外部からの魚雷(海中を進行)や機雷(あらかじめ敷設されている)によって破壊された可能性が高まった。
  
   しかし、誰が魚雷や機雷を撃ったり敷設したりしたのかは謎のままだ。韓国の右派勢力は、北朝鮮の潜水艦(半潜水艇)が魚雷を撃ったと主張し、韓国政府に「北を報復攻撃せよ」と求めている。左派や和平派は「1970年代の韓国軍が敷設したまま放置されている古い機雷に触れたのではないか」などと分析している。(西海の緊張に伴い機雷136個設置、10年後、10%も回収できず)
  
   ペンニョン島は、北朝鮮の本土から20キロしか離れておらず、島の周辺の韓国領海の外は北朝鮮が「自国の海域だ」と主張する海域だ。現在、北朝鮮と韓国の海上の境界線は2種類ある。韓国や米国(国連)は、北方にあってペンニョン島のすぐ北を通る「北方限界線」(NLL)が南北の境界線だと主張してきた。だが北朝鮮は1999年以来、もっと南の「軍事境界線」が南北の境界線であると主張している。ペンニョン島は約5千人の韓国人が住み、仁川港から定期便のフェリーが運行している。2000年の南北和解で、北朝鮮は、このフェリー航路とペンニョン島の周辺領海を、韓国や米軍の船が自由に航行できる海域として認め、それ以外の海域に入った米韓の船は、北朝鮮の経済水域を侵犯したとみなすという姿勢をとっている。(ペンニョン島の地図(1))(地図(2))(天安号事件をふりかえってみた)
  
   ペンニョン島の周辺は、北朝鮮軍と恒常的に対峙する海域だ。そして天安は哨戒艦であり、レーダーやソナーを使って、敵軍の潜水艦や魚雷、航空機、ミサイルなどを感知し、攻撃するのが任務だ。北朝鮮の潜水艦や魚雷が接近してきたら、早期に感知し、迎撃や回避の策をとれたはずだ。しかも当日は、米韓合同軍事演習が行われており、北朝鮮の潜水艦が演習の偵察のために南下してくることが予想されていた。天安艦内のソナー担当者が注意を怠ったとは考えにくい。
  
   韓国軍の関係者はマスコミに対し、当初、ソナーで2キロ先の魚雷を感知できる確率は70%以上と言っていた。その後、現場の水深が30メートルと浅いので感知確率は50%未満だという話に引き下げられた。この引き下げは「北朝鮮犯人説」を補強するための転換という感じもする。(哨戒艦沈没:捜索海域を2倍に拡大)
第3ブイに沈没する米潜水艦
  
   天安沈没の謎は解けないままだが、この事件をめぐっては、日本でほとんど報じられていない「もう一つの沈没」が起きている。天安艦の沈没現場の近くの海域に、米軍の潜水艦とおぼしき巨大な物体が沈没しており、韓国軍の潜水隊などが捜索にあたり、米軍のヘリコプターが米兵の遺体とみられる物体を運び去る映像を、韓国のKBSテレビが4月7日に報じている。KBSテレビは公共放送で、韓国のマスコミで最も権威がある。
  
   天安艦の沈没後、潜水捜索の過程で、韓国海軍の特殊潜水隊(UDT、特殊戦旅団)のハン・ジュホ(韓主浩)准尉が潜水中に気を失った後に死亡するという、二次災害が起きている。KBSは、ハン准尉の死亡事故を取材するうちに、ハン准尉の慰霊祭が行われた場所が、艦尾が見つかった場所(第1ブイ)でも、艦首が見つかった場所(第2ブイ)でもなく、約6キロ離れた第1ブイと第2ブイの間に存在する、天安艦と関係のない「第3ブイ」であることを知った。
  
  (KBSテレビが報じた地図。ペンニョン島に最も近いのが第3ブイ。その右(東)のブイが天安の艦首、左(西)のブイが天安の艦尾の沈没地)
  
  (一般に報じられた捜索地点の地図。ペンニョン島の南方にある2つの黒い丸印が天安の艦首と艦尾の沈没地点。第3ブイは載っていない。)
  
  (【写真】ペンニョン島の崖から数百メートルの海で、米韓軍が捜索作業をしている。天安艦の沈没場所である第1と第2のブイの地点は、いずれも島から2キロほど離れており、この写真のように崖のすぐ前ではない。この写真は米潜水艦が沈んでいる第3ブイの地点である可能性が大きいが、韓国では天安艦の捜索風景として報じられている。)
  
  (上記の地図や写真の引用元。ブログ「ジョンフンが好き」)
  
  (沈没船を海底で発見すると、潜水者は沈没船にロープのついたブイ<浮標、浮き玉>をむすびつけ、海上から沈没現場を特定できるようにするので、沈没現場が「ブイ」の名前で呼ばれる。天安艦は爆発後、真っ二つに割れた後、速い潮流に流されてばらばらになったので、艦首と艦尾が6・4キロも離れて見つかった)
  
   ハン准尉は、第3ブイの海底に潜り、捜索活動をしている最中に意識を失い、死亡した。KBSは、特殊潜水隊など関係者を取材するうちに、第3ブイの海底に、大型の潜水艦と思われる物体が沈没しており、米軍の指揮のもと、大急ぎで潜水艦内部の捜索が行われたことを知った。
  
   米軍は捜索を急ぐあまり、潜水捜索に必要な減圧装置が現場に運び込まれるのを待たず、韓国の部隊を潜水捜索させた。潜水可能な時間が15分程度と短いのに、複雑な艦内を無理して捜索させたため、熟練した潜水部隊員でさえ意識を失う者が相次ぎ、その中でハン准尉の死亡事故が起きた。韓国軍の特殊潜水隊からは「米軍の潜水隊はこんな危険な作業を拒否したので、韓国軍の部隊にやらせたのだ」という見方も出た。
  
  ▼封じられたKBSテレビのスクープ
  
   韓国や米国の当局は、天安艦と同じ時間帯に、すぐ近くで米軍潜水艦が沈没したことを、ひた隠しにしている。米潜水艦沈没の事実を発表していない韓国当局は、ハン准尉の死亡について、米潜水艦の捜索中の事故とは言わず、天安艦の遺体捜索をしている最中に死亡したと発表した。ハン准尉は国民的英雄として祭り上げられた。
  
   だが、ハン准尉の慰霊祭が行われたのは、当然ながら天安艦ではなく、米潜水艦の沈没現場であり、慰霊祭には米国のスティーブンス駐韓国大使や在韓米軍のシャープ司令官も列席し、ハン准尉の栄誉をたたえ、ハン准尉の遺族に見舞金を出した。米高官の参列や見舞金は、韓国軍の中に「米軍の事情で天安艦の捜索が遅れ、米軍の無理な秘密捜索作戦のせいで殉職者が出た」という反米感情が湧くのをおさえるためだったのだろう。
  
   第3ブイの海底から引き上げられた遺体らしき物体をつり上げて運び去ったのは、韓国軍のヘリコプターではなく、米軍のシーホーク・ヘリだった。このことからも、第3ブイの海底に沈没したのは、韓国軍の艦船ではなく米軍の艦船だと感じられる。
  
   天安艦の捜索と引き上げは民間の潜水会社に委託され、作業の指令塔は民間のバージ船に置かれたが、第3ブイの捜索は韓国軍の特殊潜水隊で、指令塔として韓国軍の最新の軽空母「独島」が駆り出された。こうした格差からうかがえるのは、米韓軍、特に韓国軍の上位にいる米軍が、天安艦の捜索引き上げよりも、第3ブイに沈む米潜水艦の捜索を重視していたことだ。事件発生後、天安艦に対する救援や捜索の開始が遅れたが、その理由も、米韓軍当局が米潜水艦の捜索を優先したからだったと考えられる。
  
   KBSテレビは4月7日の「9時のニュース」で「謎の第3ブイ・なぜ?」という題名で、この件を特集した。その後、韓国のいくつかの新聞や雑誌がこの件を報じた。韓国当局は、これらの報道について事実ではないと強く否定し「誤報」をしたKBSを名誉毀損で告訴した。裁判を受け、KBSのウェブサイトでは、問題の特集についての動画や記事が公開停止になっている。(謎の第3ブイ・なぜ?)
  
   特殊潜水部隊に箝口令が敷かれ、第3ブイの問題が韓国当局内の話ではなく米軍の話であるとわかり、当局から圧力がかかった時点で、KBSなど韓国マスコミはそれ以上、この話を取材して報じるのをやめたと書かれている。日本と同様に対米従属の韓国のマスコミには、米軍のことを詮索しない暗黙の決まりがあるようだ。
  
  ▼核武装した原潜が潜航していた?
  
   第3のブイの存在を報じたKBSは誤報扱いされ、その後は「天安艦は米潜水艦から誤爆された」といった見方自体が「危険な流言飛語」とみなされ、韓国社会で事実上の「禁止」とされた。
  
   しかし、天安艦が仲間内からの誤爆で沈没した疑惑は、沈没の直後から韓国のマスコミに存在していた。事件当日、韓国軍と米軍は、ペンニョン島より南の海域で、米韓合同軍事演習「フォールイーグル」を展開していた。米韓の事前の発表では、軍事演習は3月18日に終わったはずだったが、実際の演習は4月30日まで秘密裏に延長され、3月26日の事件当日も演習が行われていた。事件後も米韓当局は、当日に合同演習が行われていたことを全く発表しなかったが、事件翌日には情報がマスコミに漏洩し「天安艦は、軍事演習中の誤爆を受けて沈没したのではないか」という記事を各紙が報じた。(天安艦、韓米合同訓練中 誤爆事故’疑惑’ )(記事の機械翻訳日本語版(グーグル))
  
   報道を受け、韓国当局は、事件当日に米韓合同演習が行われていたことを認めたものの、演習の海域はペンニョン島周辺ではなく、それより100キロほど南の忠清南道・泰安の沖合だったと発表した。韓国当局は、天安は演習に参加していなかったと発表したが、高速の艦艇なら泰安沖からペンニョン島まで2-3時間で行ける。昨年来、北朝鮮は、米韓が合同軍事演習の際に北朝鮮の海域近くまで来て威嚇していると米韓を非難しており、今回の軍事演習でも、米韓の軍艦がペンニョン島周辺まで北上した可能性はある。もし、天安が軍事演習中に沈没したのだとしても、北朝鮮からの非難を防ぎたい韓国当局は、そのような発表はしないだろうから「天安は演習に参加していない」と当局が発表しても、それは事実と違う可能性がある。
  
   問題のKBSのニュースの内容について、韓国の自主民報(左派系)が分析を試みている。この分析で興味深い点は、米潜水艦が沈没している第3ブイの地理的環境についてである。米潜水艦は、ペンニョン島の南側にある「ヨントゥリム岩」と呼ばれる断崖絶壁の海岸の数百メートル沖合に沈没している。ペンニョン島の周辺には、潜水艦が潜航中に座礁しやすい浅瀬が多いが、断崖絶壁の海岸の前の海は深い。ヨントゥリム岩の周辺は北と東が陸地でさえぎられ、島の北方にあたる北朝鮮の本土からペンニョン島の方向を監視しても、島の南側のヨントゥリム岩の周辺に米潜水艦の動きを知ることはできない。北朝鮮は、ペンニョン島周辺の海域を韓国の領海と認めているため、島の近くを潜航する限り、北朝鮮軍から攻撃されることはなく、米潜水艦の隠れ場所としても安全だ。
  
   そうした地理的状況をふまえ、自主民報が取材した軍事問題の小説家ソ・ヒョンオは、沈没した米潜水艦について、ヨントゥリム岩の前の海を拠点としてペンニョン島の周辺海域で潜航を続け、島の対岸にある北朝鮮の通信を傍受しつつ、有事の際に北朝鮮にミサイルを撃ち込める臨戦態勢をとっていたのではないかと分析している。(自主民報「北が米潜水艦を完全撃沈した?」)(機械翻訳日本語版(グーグル))
  
   ペンニョン島は、韓国で最も平壌に近い場所で、平壌まで170キロほど。米韓軍にとって、通信傍受や有事の反撃の拠点として最適だ。米軍がペンニョン島の周辺にミサイルを発射できる潜水艦を長期滞在させていれば、北朝鮮軍がソウルを攻撃してきた時に、数分で平壌にミサイルを撃ち込める。
  
   この種の作戦に使われる潜水艦は、間違いなく、1カ月以上潜航したままでいられる原子力潜水艦だ。原潜は、艦内の原子炉で発電した豊富な電力を使って、海水を電気分解して酸素を抽出して艦内に供給する。ディーゼルエンジンの潜水艦と異なり、海上に出る必要が全くない。米軍の原潜の中には、核ミサイルを搭載できるものも多い。核武装していると自称する北朝鮮に対抗するため、米軍が、核兵器を搭載した原潜を、平壌に最も近いペンニョン島の周辺に常時潜航させていた可能性がある。
  
   米韓軍が、ペンニョン島の陸上に、北朝鮮をねらうミサイルを設置したら、北朝鮮から激しい非難を浴び、北朝鮮を同胞とみなす韓国民の世論も逆なでするので、撤去せざるを得なくなる。だが、ミサイルを積んだ米潜水艦を島の周辺に潜航させるなら、有事の際は地上のミサイル基地と同じ効果を生む上、北から察知されないし、韓国民にも何も知らせずにすむ。たとえ米原潜が核兵器を搭載していても、韓国側に知らせなければ問題にならない。そのように考えると、核弾頭の有無はともかくとして、ペンニョン島周辺に武装した米軍の原潜がいない可能性の方が低いぐらいだ。
  
   米軍の原潜の多くは、100人以上の乗組員を定員としている。昼夜交代制で潜水艦を管理するので総人数が多くなる。第3ブイの下に米原潜が沈んでいるなら、天安艦の死者数に並ぶ、かなりの死者が出たはずだ。放射能漏れの懸念もある。沈没した潜水艦から米軍が急いで取り出そうとしたのは、核弾頭だった可能性もある。韓国軍の特殊潜水隊は捜索を急かされ、ハン・ジュホ准尉が殉職した。
  
   天安艦の沈没は、すぐに大々的に報じられたが、米潜水艦の沈没は、米政府によって隠蔽され、韓国当局も隠蔽工作を手伝わされている。沈没の事実を隠さねばならないのは、北朝鮮側や韓国の国民に、米潜水艦が有事の際に北朝鮮を速攻で攻撃すべくペンニョン島周辺に潜航していたという事実を知らせたくないからだろう。知られたら、北は怒って何らかの報復を仕掛けてくるだろうし、韓国民の反米感情も煽られる。だがKBSなどが、誤報扱いされつつも米潜水艦の沈没を報じてしまったので、すでに北側は、今回の経緯をかなり把握していると考えられる。(哨戒艦沈没事故で軍事機密明るみに、軍が対策着手)
  
  ▼米潜水艦を北の潜水艦と誤認?
  
   ここまでの展開は、最も重要な「天安艦と米潜水艦は、なぜ沈没したか」という分析に至っていない。今からそれを書く。KBSテレビの報道を分析した前出の自主民報の記事は、北朝鮮の潜水艦が南下してきて、天安艦と米潜水艦の両方に対して攻撃し、両艦を沈没させたのだろうと書いている。しかし私からみると、北がやった可能性は非常に低い。
  
   米韓両政府は、天安艦の沈没直後に「北朝鮮の攻撃を受けて沈没した可能性は低い」と発表している。もし北朝鮮の潜水艦からの攻撃で沈没したなら、北朝鮮政府が数日たってから「米韓の軍艦を撃沈した」と高らかに「戦果」を発表するかもしれない。その前に米韓両政府が「北朝鮮の攻撃ではなさそうだ」と発表してしまうと、米韓の政府は国民から非難され、高官が引責辞任せざるを得なくなる。本当に北の攻撃ではない場合しか、米韓の両政府が早々と「北の攻撃ではない」と発表することはない。自主民報は、北朝鮮寄りの左派新聞なので、北朝鮮の軍事力の強さを結論にしたかっただけだろう。
  
   すでに書いたように、事件当日に行われていた米韓合同軍事演習が、ペンニョン島の周辺でも展開され、その一環として天安艦が現場にいた可能性が高い。軍事演習が行われていたとしたら、米韓軍の他の艦船が付近にたくさんおり、北朝鮮の潜水艦が攻撃してきても、すぐに米韓で猛烈に反撃し、撃沈していたはずだ。撃沈できずに逃げられたとしても、北側からの攻撃があったのなら、米韓は防衛しただけの正義の立場に立てるので、交戦が行われたことをすぐ発表するはずだ。
  
   北側は、米韓が合同演習を口実に北上し、北の核施設に向けて本物の攻撃を仕掛けてくることを恐れていた。軍事演習しているふりをして本当の戦争を仕掛けるのは、米軍の戦術としてあり得ることだ。そんなところに北側から攻撃を仕掛けるのは、米韓に戦争の大義を与えてしまう自殺行為である。
  
   すでに書いたように、天安艦と米潜水艦の沈没から11日後の4月7日、スティーブンス駐韓米国大使とシャープ在韓米軍司令官という、米国の高官が、ペンニョン島近くの第3ブイでの捜索活動の現場で行われたハン准尉の慰霊祭に出席している。もし3月26日、北朝鮮の潜水艦が天安艦と米潜水艦を撃沈させたのなら、それは米韓と北朝鮮は交戦したわけであり、米韓と北の間で何らかの和議がなされない限り、交戦から11日後に、まさに戦場の最前線であるペンニョン島周辺に、米国の軍司令官と大使が2人そろってのこのこやってくるのは危険すぎる行為だ(米韓と北が交戦して数日内に秘密に和議したとは考えられない)。だから、天安と米潜水艦の沈没は、北朝鮮に攻撃によるものではないだろう。
  
   5月初旬には中国が金正日を北京に招待したが、これも、3月26日に米韓と北は交戦していないと考えられる根拠だ。胡錦濤の中国は、米国の軍産複合体によって、朝鮮戦争後と同様の「米韓VS中朝」という冷戦の構図に再びはめ込まれることを最も警戒している。3月26日に米韓と北が交戦し、その1カ月後に中国が金正日を北京に呼ぶと、それは中国が北朝鮮の肩を持ったことになり「米韓VS中朝」の構図に近づく墓穴堀りとなる。米韓と北が交戦したなら、中国は金正日を冷遇するはずだ。
  
   北側からの攻撃で沈没したのではないなら、残るは誤爆説になる。私が疑っているのは「米軍は、潜水艦をペンニョン島の周辺に常時潜航させていることを、韓国軍に伝えていなかったのではないか」ということだ。第3ブイに沈んでいる米潜水艦が長期潜航していたのなら、当日の米韓合同演習にも参加していなかったことになる(合同演習とは別の任務になる)。
  
   天安艦は、ペンニョン島の南の沖合を航行するはずが、予定より岸に近づき、その結果、韓国軍に存在を知らされていない米潜水艦の存在を探知し、北朝鮮の潜水艦が潜入していると勘違いして発砲し、攻撃されたので米潜水艦も瞬時に撃ち返し、2隻とも沈没するという誤認の末の同士討ちが起きたのではないか。米潜水艦は、受信専用のパッシブソナーを使い、天安艦の接近を察知しただろう。だが、米軍が韓国軍に対しても秘密にして米潜水艦を潜航させていたのたら、米潜水艦の方から天安艦に無線連絡を入れるわけにはいかない。
  
   天安艦が攻撃されたのは左舷からだった。韓国当局は、当時の天安艦は北西に向かっていたと発表しており、その通りなら、左舷は外洋側である。岸の近くに潜航していた米潜水艦は、島の側から撃ったはずだから、外洋側とは逆であり、上記の仮説と矛盾する。ただ、韓国当局は、米戦艦との同士討ちの事実を隠すため、天安艦が進行方向を逆さまに発表した可能性がある(島側から撃たれたと発表すると、北朝鮮犯行説はあり得なくなり、同士討ちの疑念が強まる)。
中国に委譲された天安艦事件後の南北仲裁
  
   天安艦の沈没以来、韓国のマスコミや政界は「哀悼」一色で、韓国ではコンサートや娯楽の催し物が相次いでキャンセルされた。韓国の右派はにわかに活気づき「北朝鮮に反撃しろ」と政府に圧力をかけている。韓国では6月に統一地方選挙があるが、この「天安艦政局」は選挙戦に多大な影響を与えている。
  
   在韓米軍の内情を知っていそうな在韓国の米国人記者ドナルド・カークは、天安艦事件を「米国の911事件に匹敵する」と言っている。それは言い過ぎだという声もあるが、天安艦が米潜水艦との同士討ちで沈没した可能性を隠し、北朝鮮に撃沈された疑いがあると言い換え、政界や社会が一気に好戦的になる事態は、米国人から見ると、911にたとえたくなるのは当然だ。(元NYT記者「天安艦沈没、9・11テロに匹敵する悲劇」)
  
   韓国議会の左派系議員は、国防長官に「天安艦は、米軍の原潜による誤爆で沈没したのではないか。真相究明してほしい」と要請し、右派マスコミから「陰謀論を信用する間抜けな議員」と揶揄・批判されている。これは、911の真相究明を呼びかける米国や日本の議員が、ここ数年プロパガンダ化が激しい日米のマスコミから揶揄・批判されたのと同じ構図だ。(朴映宣議員、誤報判明の「米軍誤爆説」で国防部長官と論争)
  
   天安艦の沈没後、米韓が「北から攻撃された」「反撃する」と宣言していたら、事態は本当の戦争になっていただろう。在韓米軍は撤退の方向にあり、2012年には有事指揮権が米軍から韓国軍に委譲される。韓半島の国際政治の主導役は、米国から中国に委譲されつつある。ブッシュからオバマにかけての米政権は、委譲を是認している。米国防総省内の軍産複合体系の勢力の中には、こうした多極化への流れを止めたい、逆流させたいと思っている人々がいるはずだ。
  
   彼らは、このまま東アジアが中国の覇権下に入り、米軍が撤退していくことを看過したくない。彼らが、天安艦事件を機に、韓国と北朝鮮との戦争を誘発し、朝鮮戦争の時のように、それを米国と中国との戦争にまで発展させ、東アジアでの多極化の流れを逆流させたいと思うのは当然だ。考えすぎかもしれないが、彼らがペンニョン島での米潜水艦の潜航を韓国軍に伝えず、同士討ちを誘発したと疑うことすらできる。
  
   天安艦事件を機に、朝鮮半島で大戦争が再発していたら「思いやり予算」で贈賄しなくても在日米軍の駐留が続くようになり、米国は再び日本を不沈空母と評価してくれて、日本経済は60年ぶりの「朝鮮特需」でうるおい、日本の対米従属派にとってはうれしい限りだった。
  
   しかし米中枢での暗闘では、軍産複合体(米英中心主義)より隠れ多極主義の方が強いようで、天安艦沈没事件は、朝鮮戦争の再発にはつながらなかった。さらに、日韓の対米従属派にとってがっかりなことに、米国は事実上、天安艦事件で南北関係が悪化することを防ぐ役割を、中国に委譲してしまった。
  
   中国の胡錦涛主席は、4月30日に上海万博の開会式に来た韓国の李明博大統領と会談し、その3日後には北朝鮮の金正日に中国を訪問させ、北京で中朝首脳会談を開いた。今後6カ国協議が開かれるかどうかは不明確だが、中国が、韓国と北朝鮮の仲介役をする傾向が強まっているのは確かだ。
  
   韓国民の多くはすでに、天安艦事件に関する政府の発表を信用できなくなり、何か裏があると感じている。米国では911事件の深層がなかなか事実としてみなされないが、韓国では、ペンニョン島の第3ブイの下に米潜水艦が沈んでいることが、今後いずれかの時点で「陰謀論」から「事実」に変わるかもしれない。韓国が対米従属を国策とする限り、第3ブイの秘密は隠蔽されねばならないが、国是が多極化対応(中国重視、南北共存)の方向に変われば、隠蔽が解かれるだろう。先贴原文:韓国軍艦「天安」沈没の深層
  2010年5月7日  田中 宇
  
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   3月26日、韓国と北朝鮮の海上の境界線(北方限界線、NLL)のすぐ南にあるペンニョン島(ペクリョン島、白【令羽】島)の近くで、韓国の大型哨戒艦(コルベット)の「天安」が爆発・沈没した事件は、発生から1カ月以上がすぎても、沈没原因が確定していない。韓国政府は4月に入り「魚雷か機雷が船の外で爆発したと考えられる」と発表し、艦内からの爆破や破壊(故障など)ではなく、外部からの魚雷(海中を進行)や機雷(あらかじめ敷設されている)によって破壊された可能性が高まった。
  
   しかし、誰が魚雷や機雷を撃ったり敷設したりしたのかは謎のままだ。韓国の右派勢力は、北朝鮮の潜水艦(半潜水艇)が魚雷を撃ったと主張し、韓国政府に「北を報復攻撃せよ」と求めている。左派や和平派は「1970年代の韓国軍が敷設したまま放置されている古い機雷に触れたのではないか」などと分析している。(西海の緊張に伴い機雷136個設置、10年後、10%も回収できず)
  
   ペンニョン島は、北朝鮮の本土から20キロしか離れておらず、島の周辺の韓国領海の外は北朝鮮が「自国の海域だ」と主張する海域だ。現在、北朝鮮と韓国の海上の境界線は2種類ある。韓国や米国(国連)は、北方にあってペンニョン島のすぐ北を通る「北方限界線」(NLL)が南北の境界線だと主張してきた。だが北朝鮮は1999年以来、もっと南の「軍事境界線」が南北の境界線であると主張している。ペンニョン島は約5千人の韓国人が住み、仁川港から定期便のフェリーが運行している。2000年の南北和解で、北朝鮮は、このフェリー航路とペンニョン島の周辺領海を、韓国や米軍の船が自由に航行できる海域として認め、それ以外の海域に入った米韓の船は、北朝鮮の経済水域を侵犯したとみなすという姿勢をとっている。(ペンニョン島の地図(1))(地図(2))(天安号事件をふりかえってみた)
  
   ペンニョン島の周辺は、北朝鮮軍と恒常的に対峙する海域だ。そして天安は哨戒艦であり、レーダーやソナーを使って、敵軍の潜水艦や魚雷、航空機、ミサイルなどを感知し、攻撃するのが任務だ。北朝鮮の潜水艦や魚雷が接近してきたら、早期に感知し、迎撃や回避の策をとれたはずだ。しかも当日は、米韓合同軍事演習が行われており、北朝鮮の潜水艦が演習の偵察のために南下してくることが予想されていた。天安艦内のソナー担当者が注意を怠ったとは考えにくい。
  
   韓国軍の関係者はマスコミに対し、当初、ソナーで2キロ先の魚雷を感知できる確率は70%以上と言っていた。その後、現場の水深が30メートルと浅いので感知確率は50%未満だという話に引き下げられた。この引き下げは「北朝鮮犯人説」を補強するための転換という感じもする。(哨戒艦沈没:捜索海域を2倍に拡大)
第3ブイに沈没する米潜水艦
  
   天安沈没の謎は解けないままだが、この事件をめぐっては、日本でほとんど報じられていない「もう一つの沈没」が起きている。天安艦の沈没現場の近くの海域に、米軍の潜水艦とおぼしき巨大な物体が沈没しており、韓国軍の潜水隊などが捜索にあたり、米軍のヘリコプターが米兵の遺体とみられる物体を運び去る映像を、韓国のKBSテレビが4月7日に報じている。KBSテレビは公共放送で、韓国のマスコミで最も権威がある。
  
   天安艦の沈没後、潜水捜索の過程で、韓国海軍の特殊潜水隊(UDT、特殊戦旅団)のハン・ジュホ(韓主浩)准尉が潜水中に気を失った後に死亡するという、二次災害が起きている。KBSは、ハン准尉の死亡事故を取材するうちに、ハン准尉の慰霊祭が行われた場所が、艦尾が見つかった場所(第1ブイ)でも、艦首が見つかった場所(第2ブイ)でもなく、約6キロ離れた第1ブイと第2ブイの間に存在する、天安艦と関係のない「第3ブイ」であることを知った。
  
  (KBSテレビが報じた地図。ペンニョン島に最も近いのが第3ブイ。その右(東)のブイが天安の艦首、左(西)のブイが天安の艦尾の沈没地)
  
  (一般に報じられた捜索地点の地図。ペンニョン島の南方にある2つの黒い丸印が天安の艦首と艦尾の沈没地点。第3ブイは載っていない。)
  
  (【写真】ペンニョン島の崖から数百メートルの海で、米韓軍が捜索作業をしている。天安艦の沈没場所である第1と第2のブイの地点は、いずれも島から2キロほど離れており、この写真のように崖のすぐ前ではない。この写真は米潜水艦が沈んでいる第3ブイの地点である可能性が大きいが、韓国では天安艦の捜索風景として報じられている。)
  
  (上記の地図や写真の引用元。ブログ「ジョンフンが好き」)
  
  (沈没船を海底で発見すると、潜水者は沈没船にロープのついたブイ<浮標、浮き玉>をむすびつけ、海上から沈没現場を特定できるようにするので、沈没現場が「ブイ」の名前で呼ばれる。天安艦は爆発後、真っ二つに割れた後、速い潮流に流されてばらばらになったので、艦首と艦尾が6・4キロも離れて見つかった)
  
   ハン准尉は、第3ブイの海底に潜り、捜索活動をしている最中に意識を失い、死亡した。KBSは、特殊潜水隊など関係者を取材するうちに、第3ブイの海底に、大型の潜水艦と思われる物体が沈没しており、米軍の指揮のもと、大急ぎで潜水艦内部の捜索が行われたことを知った。
  
   米軍は捜索を急ぐあまり、潜水捜索に必要な減圧装置が現場に運び込まれるのを待たず、韓国の部隊を潜水捜索させた。潜水可能な時間が15分程度と短いのに、複雑な艦内を無理して捜索させたため、熟練した潜水部隊員でさえ意識を失う者が相次ぎ、その中でハン准尉の死亡事故が起きた。韓国軍の特殊潜水隊からは「米軍の潜水隊はこんな危険な作業を拒否したので、韓国軍の部隊にやらせたのだ」という見方も出た。
  
  ▼封じられたKBSテレビのスクープ
  
   韓国や米国の当局は、天安艦と同じ時間帯に、すぐ近くで米軍潜水艦が沈没したことを、ひた隠しにしている。米潜水艦沈没の事実を発表していない韓国当局は、ハン准尉の死亡について、米潜水艦の捜索中の事故とは言わず、天安艦の遺体捜索をしている最中に死亡したと発表した。ハン准尉は国民的英雄として祭り上げられた。
  
   だが、ハン准尉の慰霊祭が行われたのは、当然ながら天安艦ではなく、米潜水艦の沈没現場であり、慰霊祭には米国のスティーブンス駐韓国大使や在韓米軍のシャープ司令官も列席し、ハン准尉の栄誉をたたえ、ハン准尉の遺族に見舞金を出した。米高官の参列や見舞金は、韓国軍の中に「米軍の事情で天安艦の捜索が遅れ、米軍の無理な秘密捜索作戦のせいで殉職者が出た」という反米感情が湧くのをおさえるためだったのだろう。
  
   第3ブイの海底から引き上げられた遺体らしき物体をつり上げて運び去ったのは、韓国軍のヘリコプターではなく、米軍のシーホーク・ヘリだった。このことからも、第3ブイの海底に沈没したのは、韓国軍の艦船ではなく米軍の艦船だと感じられる。
  
   天安艦の捜索と引き上げは民間の潜水会社に委託され、作業の指令塔は民間のバージ船に置かれたが、第3ブイの捜索は韓国軍の特殊潜水隊で、指令塔として韓国軍の最新の軽空母「独島」が駆り出された。こうした格差からうかがえるのは、米韓軍、特に韓国軍の上位にいる米軍が、天安艦の捜索引き上げよりも、第3ブイに沈む米潜水艦の捜索を重視していたことだ。事件発生後、天安艦に対する救援や捜索の開始が遅れたが、その理由も、米韓軍当局が米潜水艦の捜索を優先したからだったと考えられる。
  
   KBSテレビは4月7日の「9時のニュース」で「謎の第3ブイ・なぜ?」という題名で、この件を特集した。その後、韓国のいくつかの新聞や雑誌がこの件を報じた。韓国当局は、これらの報道について事実ではないと強く否定し「誤報」をしたKBSを名誉毀損で告訴した。裁判を受け、KBSのウェブサイトでは、問題の特集についての動画や記事が公開停止になっている。(謎の第3ブイ・なぜ?)
  
   特殊潜水部隊に箝口令が敷かれ、第3ブイの問題が韓国当局内の話ではなく米軍の話であるとわかり、当局から圧力がかかった時点で、KBSなど韓国マスコミはそれ以上、この話を取材して報じるのをやめたと書かれている。日本と同様に対米従属の韓国のマスコミには、米軍のことを詮索しない暗黙の決まりがあるようだ。
  
  ▼核武装した原潜が潜航していた?
  
   第3のブイの存在を報じたKBSは誤報扱いされ、その後は「天安艦は米潜水艦から誤爆された」といった見方自体が「危険な流言飛語」とみなされ、韓国社会で事実上の「禁止」とされた。
  
   しかし、天安艦が仲間内からの誤爆で沈没した疑惑は、沈没の直後から韓国のマスコミに存在していた。事件当日、韓国軍と米軍は、ペンニョン島より南の海域で、米韓合同軍事演習「フォールイーグル」を展開していた。米韓の事前の発表では、軍事演習は3月18日に終わったはずだったが、実際の演習は4月30日まで秘密裏に延長され、3月26日の事件当日も演習が行われていた。事件後も米韓当局は、当日に合同演習が行われていたことを全く発表しなかったが、事件翌日には情報がマスコミに漏洩し「天安艦は、軍事演習中の誤爆を受けて沈没したのではないか」という記事を各紙が報じた。(天安艦、韓米合同訓練中 誤爆事故’疑惑’ )(記事の機械翻訳日本語版(グーグル))
  
   報道を受け、韓国当局は、事件当日に米韓合同演習が行われていたことを認めたものの、演習の海域はペンニョン島周辺ではなく、それより100キロほど南の忠清南道・泰安の沖合だったと発表した。韓国当局は、天安は演習に参加していなかったと発表したが、高速の艦艇なら泰安沖からペンニョン島まで2-3時間で行ける。昨年来、北朝鮮は、米韓が合同軍事演習の際に北朝鮮の海域近くまで来て威嚇していると米韓を非難しており、今回の軍事演習でも、米韓の軍艦がペンニョン島周辺まで北上した可能性はある。もし、天安が軍事演習中に沈没したのだとしても、北朝鮮からの非難を防ぎたい韓国当局は、そのような発表はしないだろうから「天安は演習に参加していない」と当局が発表しても、それは事実と違う可能性がある。
  
   問題のKBSのニュースの内容について、韓国の自主民報(左派系)が分析を試みている。この分析で興味深い点は、米潜水艦が沈没している第3ブイの地理的環境についてである。米潜水艦は、ペンニョン島の南側にある「ヨントゥリム岩」と呼ばれる断崖絶壁の海岸の数百メートル沖合に沈没している。ペンニョン島の周辺には、潜水艦が潜航中に座礁しやすい浅瀬が多いが、断崖絶壁の海岸の前の海は深い。ヨントゥリム岩の周辺は北と東が陸地でさえぎられ、島の北方にあたる北朝鮮の本土からペンニョン島の方向を監視しても、島の南側のヨントゥリム岩の周辺に米潜水艦の動きを知ることはできない。北朝鮮は、ペンニョン島周辺の海域を韓国の領海と認めているため、島の近くを潜航する限り、北朝鮮軍から攻撃されることはなく、米潜水艦の隠れ場所としても安全だ。
  
   そうした地理的状況をふまえ、自主民報が取材した軍事問題の小説家ソ・ヒョンオは、沈没した米潜水艦について、ヨントゥリム岩の前の海を拠点としてペンニョン島の周辺海域で潜航を続け、島の対岸にある北朝鮮の通信を傍受しつつ、有事の際に北朝鮮にミサイルを撃ち込める臨戦態勢をとっていたのではないかと分析している。(自主民報「北が米潜水艦を完全撃沈した?」)(機械翻訳日本語版(グーグル))
  
   ペンニョン島は、韓国で最も平壌に近い場所で、平壌まで170キロほど。米韓軍にとって、通信傍受や有事の反撃の拠点として最適だ。米軍がペンニョン島の周辺にミサイルを発射できる潜水艦を長期滞在させていれば、北朝鮮軍がソウルを攻撃してきた時に、数分で平壌にミサイルを撃ち込める。
  
   この種の作戦に使われる潜水艦は、間違いなく、1カ月以上潜航したままでいられる原子力潜水艦だ。原潜は、艦内の原子炉で発電した豊富な電力を使って、海水を電気分解して酸素を抽出して艦内に供給する。ディーゼルエンジンの潜水艦と異なり、海上に出る必要が全くない。米軍の原潜の中には、核ミサイルを搭載できるものも多い。核武装していると自称する北朝鮮に対抗するため、米軍が、核兵器を搭載した原潜を、平壌に最も近いペンニョン島の周辺に常時潜航させていた可能性がある。
  
   米韓軍が、ペンニョン島の陸上に、北朝鮮をねらうミサイルを設置したら、北朝鮮から激しい非難を浴び、北朝鮮を同胞とみなす韓国民の世論も逆なでするので、撤去せざるを得なくなる。だが、ミサイルを積んだ米潜水艦を島の周辺に潜航させるなら、有事の際は地上のミサイル基地と同じ効果を生む上、北から察知されないし、韓国民にも何も知らせずにすむ。たとえ米原潜が核兵器を搭載していても、韓国側に知らせなければ問題にならない。そのように考えると、核弾頭の有無はともかくとして、ペンニョン島周辺に武装した米軍の原潜がいない可能性の方が低いぐらいだ。
  
   米軍の原潜の多くは、100人以上の乗組員を定員としている。昼夜交代制で潜水艦を管理するので総人数が多くなる。第3ブイの下に米原潜が沈んでいるなら、天安艦の死者数に並ぶ、かなりの死者が出たはずだ。放射能漏れの懸念もある。沈没した潜水艦から米軍が急いで取り出そうとしたのは、核弾頭だった可能性もある。韓国軍の特殊潜水隊は捜索を急かされ、ハン・ジュホ准尉が殉職した。
  
   天安艦の沈没は、すぐに大々的に報じられたが、米潜水艦の沈没は、米政府によって隠蔽され、韓国当局も隠蔽工作を手伝わされている。沈没の事実を隠さねばならないのは、北朝鮮側や韓国の国民に、米潜水艦が有事の際に北朝鮮を速攻で攻撃すべくペンニョン島周辺に潜航していたという事実を知らせたくないからだろう。知られたら、北は怒って何らかの報復を仕掛けてくるだろうし、韓国民の反米感情も煽られる。だがKBSなどが、誤報扱いされつつも米潜水艦の沈没を報じてしまったので、すでに北側は、今回の経緯をかなり把握していると考えられる。(哨戒艦沈没事故で軍事機密明るみに、軍が対策着手)
  
  ▼米潜水艦を北の潜水艦と誤認?
  
   ここまでの展開は、最も重要な「天安艦と米潜水艦は、なぜ沈没したか」という分析に至っていない。今からそれを書く。KBSテレビの報道を分析した前出の自主民報の記事は、北朝鮮の潜水艦が南下してきて、天安艦と米潜水艦の両方に対して攻撃し、両艦を沈没させたのだろうと書いている。しかし私からみると、北がやった可能性は非常に低い。
  
   米韓両政府は、天安艦の沈没直後に「北朝鮮の攻撃を受けて沈没した可能性は低い」と発表している。もし北朝鮮の潜水艦からの攻撃で沈没したなら、北朝鮮政府が数日たってから「米韓の軍艦を撃沈した」と高らかに「戦果」を発表するかもしれない。その前に米韓両政府が「北朝鮮の攻撃ではなさそうだ」と発表してしまうと、米韓の政府は国民から非難され、高官が引責辞任せざるを得なくなる。本当に北の攻撃ではない場合しか、米韓の両政府が早々と「北の攻撃ではない」と発表することはない。自主民報は、北朝鮮寄りの左派新聞なので、北朝鮮の軍事力の強さを結論にしたかっただけだろう。
  
   すでに書いたように、事件当日に行われていた米韓合同軍事演習が、ペンニョン島の周辺でも展開され、その一環として天安艦が現場にいた可能性が高い。軍事演習が行われていたとしたら、米韓軍の他の艦船が付近にたくさんおり、北朝鮮の潜水艦が攻撃してきても、すぐに米韓で猛烈に反撃し、撃沈していたはずだ。撃沈できずに逃げられたとしても、北側からの攻撃があったのなら、米韓は防衛しただけの正義の立場に立てるので、交戦が行われたことをすぐ発表するはずだ。
  
   北側は、米韓が合同演習を口実に北上し、北の核施設に向けて本物の攻撃を仕掛けてくることを恐れていた。軍事演習しているふりをして本当の戦争を仕掛けるのは、米軍の戦術としてあり得ることだ。そんなところに北側から攻撃を仕掛けるのは、米韓に戦争の大義を与えてしまう自殺行為である。
  
   すでに書いたように、天安艦と米潜水艦の沈没から11日後の4月7日、スティーブンス駐韓米国大使とシャープ在韓米軍司令官という、米国の高官が、ペンニョン島近くの第3ブイでの捜索活動の現場で行われたハン准尉の慰霊祭に出席している。もし3月26日、北朝鮮の潜水艦が天安艦と米潜水艦を撃沈させたのなら、それは米韓と北朝鮮は交戦したわけであり、米韓と北の間で何らかの和議がなされない限り、交戦から11日後に、まさに戦場の最前線であるペンニョン島周辺に、米国の軍司令官と大使が2人そろってのこのこやってくるのは危険すぎる行為だ(米韓と北が交戦して数日内に秘密に和議したとは考えられない)。だから、天安と米潜水艦の沈没は、北朝鮮に攻撃によるものではないだろう。
  
   5月初旬には中国が金正日を北京に招待したが、これも、3月26日に米韓と北は交戦していないと考えられる根拠だ。胡錦濤の中国は、米国の軍産複合体によって、朝鮮戦争後と同様の「米韓VS中朝」という冷戦の構図に再びはめ込まれることを最も警戒している。3月26日に米韓と北が交戦し、その1カ月後に中国が金正日を北京に呼ぶと、それは中国が北朝鮮の肩を持ったことになり「米韓VS中朝」の構図に近づく墓穴堀りとなる。米韓と北が交戦したなら、中国は金正日を冷遇するはずだ。
  
   北側からの攻撃で沈没したのではないなら、残るは誤爆説になる。私が疑っているのは「米軍は、潜水艦をペンニョン島の周辺に常時潜航させていることを、韓国軍に伝えていなかったのではないか」ということだ。第3ブイに沈んでいる米潜水艦が長期潜航していたのなら、当日の米韓合同演習にも参加していなかったことになる(合同演習とは別の任務になる)。
  
   天安艦は、ペンニョン島の南の沖合を航行するはずが、予定より岸に近づき、その結果、韓国軍に存在を知らされていない米潜水艦の存在を探知し、北朝鮮の潜水艦が潜入していると勘違いして発砲し、攻撃されたので米潜水艦も瞬時に撃ち返し、2隻とも沈没するという誤認の末の同士討ちが起きたのではないか。米潜水艦は、受信専用のパッシブソナーを使い、天安艦の接近を察知しただろう。だが、米軍が韓国軍に対しても秘密にして米潜水艦を潜航させていたのたら、米潜水艦の方から天安艦に無線連絡を入れるわけにはいかない。
  
   天安艦が攻撃されたのは左舷からだった。韓国当局は、当時の天安艦は北西に向かっていたと発表しており、その通りなら、左舷は外洋側である。岸の近くに潜航していた米潜水艦は、島の側から撃ったはずだから、外洋側とは逆であり、上記の仮説と矛盾する。ただ、韓国当局は、米戦艦との同士討ちの事実を隠すため、天安艦が進行方向を逆さまに発表した可能性がある(島側から撃たれたと発表すると、北朝鮮犯行説はあり得なくなり、同士討ちの疑念が強まる)。
中国に委譲された天安艦事件後の南北仲裁
  
   天安艦の沈没以来、韓国のマスコミや政界は「哀悼」一色で、韓国ではコンサートや娯楽の催し物が相次いでキャンセルされた。韓国の右派はにわかに活気づき「北朝鮮に反撃しろ」と政府に圧力をかけている。韓国では6月に統一地方選挙があるが、この「天安艦政局」は選挙戦に多大な影響を与えている。
  
   在韓米軍の内情を知っていそうな在韓国の米国人記者ドナルド・カークは、天安艦事件を「米国の911事件に匹敵する」と言っている。それは言い過ぎだという声もあるが、天安艦が米潜水艦との同士討ちで沈没した可能性を隠し、北朝鮮に撃沈された疑いがあると言い換え、政界や社会が一気に好戦的になる事態は、米国人から見ると、911にたとえたくなるのは当然だ。(元NYT記者「天安艦沈没、9・11テロに匹敵する悲劇」)
  
   韓国議会の左派系議員は、国防長官に「天安艦は、米軍の原潜による誤爆で沈没したのではないか。真相究明してほしい」と要請し、右派マスコミから「陰謀論を信用する間抜けな議員」と揶揄・批判されている。これは、911の真相究明を呼びかける米国や日本の議員が、ここ数年プロパガンダ化が激しい日米のマスコミから揶揄・批判されたのと同じ構図だ。(朴映宣議員、誤報判明の「米軍誤爆説」で国防部長官と論争)
  
   天安艦の沈没後、米韓が「北から攻撃された」「反撃する」と宣言していたら、事態は本当の戦争になっていただろう。在韓米軍は撤退の方向にあり、2012年には有事指揮権が米軍から韓国軍に委譲される。韓半島の国際政治の主導役は、米国から中国に委譲されつつある。ブッシュからオバマにかけての米政権は、委譲を是認している。米国防総省内の軍産複合体系の勢力の中には、こうした多極化への流れを止めたい、逆流させたいと思っている人々がいるはずだ。
  
   彼らは、このまま東アジアが中国の覇権下に入り、米軍が撤退していくことを看過したくない。彼らが、天安艦事件を機に、韓国と北朝鮮との戦争を誘発し、朝鮮戦争の時のように、それを米国と中国との戦争にまで発展させ、東アジアでの多極化の流れを逆流させたいと思うのは当然だ。考えすぎかもしれないが、彼らがペンニョン島での米潜水艦の潜航を韓国軍に伝えず、同士討ちを誘発したと疑うことすらできる。
  
   天安艦事件を機に、朝鮮半島で大戦争が再発していたら「思いやり予算」で贈賄しなくても在日米軍の駐留が続くようになり、米国は再び日本を不沈空母と評価してくれて、日本経済は60年ぶりの「朝鮮特需」でうるおい、日本の対米従属派にとってはうれしい限りだった。
  
   しかし米中枢での暗闘では、軍産複合体(米英中心主義)より隠れ多極主義の方が強いようで、天安艦沈没事件は、朝鮮戦争の再発にはつながらなかった。さらに、日韓の対米従属派にとってがっかりなことに、米国は事実上、天安艦事件で南北関係が悪化することを防ぐ役割を、中国に委譲してしまった。
  
   中国の胡錦涛主席は、4月30日に上海万博の開会式に来た韓国の李明博大統領と会談し、その3日後には北朝鮮の金正日に中国を訪問させ、北京で中朝首脳会談を開いた。今後6カ国協議が開かれるかどうかは不明確だが、中国が、韓国と北朝鮮の仲介役をする傾向が強まっているのは確かだ。
  
   韓国民の多くはすでに、天安艦事件に関する政府の発表を信用できなくなり、何か裏があると感じている。米国では911事件の深層がなかなか事実としてみなされないが、韓国では、ペンニョン島の第3ブイの下に米潜水艦が沈んでいることが、今後いずれかの時点で「陰謀論」から「事実」に変わるかもしれない。韓国が対米従属を国策とする限り、第3ブイの秘密は隠蔽されねばならないが、国是が多極化対応(中国重視、南北共存)の方向に変われば、隠蔽が解かれるだろう。
呼叫翻译帝。
果然只有楼主能发
韩国军舰天安号沉没的深层内幕 (1)2010年5月7日 田中宇
  3月26日,在韩国与北朝鲜的海上分界线(北方限界线,NLL)偏南的白翎岛附近,韩国大型巡逻舰天安号发生爆炸沉没事件,而且事件发生1月以上,仍然无法确定原因。韩国政府在4月初曾表示“可能受到鱼雷或水雷攻击导致爆炸。”即非舰内爆炸或故障,而是受到外力的破坏的可能性很高。
  可是,是谁投放鱼雷或水雷却仍是一团迷雾。韩国右派势力主张是受到北朝鲜潜艇(半潜艇,简易潜艇)的鱼雷攻击,要求韩国政府对北边实行报复攻击。左派和平派分析为“可能撞上1970年左右韩军自己施放的旧水雷”。(伴随当时西海岸的紧张事态,曾设置136个水雷,10年后,回收不到10%)
  白翎岛距离北朝鲜本土不到20公里,岛的周边海域以外都被北朝鲜领海包围。现在,北朝鲜和韩国的海上分界线有2种。韩国和美国(联合国)主张南北分界线为白翎岛以北的北方限界线(NLL),但北朝鲜1999年以来主张的是更靠南的军事分界线(38线)为南北分界线。白翎岛现有5千韩国居民,从仁川港运行定期渡船。2000年的南北和解达成共识,北朝鲜承认此渡船航线和白翎岛周边领海为韩美军船只可自由航行海域,但超出此范围的美韩船只视为侵犯北朝鲜经济水域。
  白翎岛周边是南北朝鲜亘常对峙的海域。天安舰作为巡逻舰其任务就是使用雷达声纳探查有否敌军潜水艇,鱼雷,飞机,导弹来袭,并开展反击。北朝鲜的潜水艇或是鱼雷如果接近天安,理论上应该能早期发现,并予以迎击或回避。而且当天,在开展美韩联合军演,假想北朝鲜潜水艇南下作战,所以说天安舰的声纳部门懈怠忽略似乎可信度缺乏。
  韩国军方曾对媒体宣称,己方声纳探知2公里远鱼雷的可靠率为70%,这后又改称现场水深30米的话感知率不高于50%,这个下降让人感到是为了增强“北朝鲜是犯人”的论点。
*TNND,本来英语就没有学好,现在又来个发鸟语不给翻译的,今天,你说啥子哟~
韩国军舰天安号沉没的深层内幕 (2)
  第三浮标处沉没的美潜水艇
  天安舰沉没之谜未解,围绕此事件,还有一件沉没事件几乎不被日本媒体报道。韩国TBS4月7日报道,播放了在天安舰沉没现场的附近海域,有朦胧类似美国潜水艇的巨大不明物体沉没遗骸,韩国军队的潜水对在搜索作业,美军直升机在搬运好似美兵遗体的画面。韩国KBS电视是中央台,在韩国媒体中最具权威。
  天安舰沉没后,在潜水搜索中,发生了韩军特殊潜水队(UDT,特战旅团)的韩主浩少尉在潜水中昏迷导致死亡的2次灾害。KBS是在采访韩少尉的死亡事故中,暴露出进行韩少尉慰灵仪式的地点既不是发现天安舰舰首的第一浮标地,也不是舰尾的第二浮标地,而是相距第一浮标第二浮标6公里的,和天安舰没有关系的“第三浮标地”
  第一浮标第二浮标地点各离白翎岛2公里左右,第三浮标地点离白翎岛悬崖最近,KBS当时是作为韩国搜寻天安舰画面来报道的。
  (沉船在海底被发现后,潜水员会潜到沉船处系上缆绳,缆绳上面连着浮标,此为标准作业程序,沉没现场以浮标位相称。天安舰爆炸后,断为2截,被快速的海流冲流,舰首舰尾相距6.4公里。)
  韩少尉是潜入第三浮标海底,在执行任务当中昏迷,死亡的。KBS在采访特殊潜水队同事时,了解到第三浮标海底,沉没有类似大型潜艇的巨大物体,在美军的指挥下,正十万火急地进入潜艇内部执行任务。
  美军任务之急迫,甚至等不及必须的减压装置运到现场,就命令韩国部队潜水进入,美军不管潜水可能时限只有15分钟,勉强进入复杂的舱内执行任务,连精良的潜水队员都不断昏迷倒下,其中韩少尉因此死亡。韩国潜水队员的看法是“美军潜水队员拒绝执行这样危险的死亡命令,就让韩国部队顶缸。”
韩国军舰天安号沉没的深层内幕 (3)2010年5月7日 田中宇
  被封杀的KBS独家新闻
  韩国和美国当局,对于和天安舰同时同地沉没的美军潜水艇事件,不遣余力地加以隐瞒。韩国当局对韩少尉的死亡事故,丝毫不提是执行美潜水艇搜救事故,而发表为执行天安舰遗体搜索任务中死亡,并褒扬韩少尉为国民英雄。
  但是,进行韩少尉慰灵祭奠的地点,当然不可能在天安舰沉没所在,而是在美潜水艇沉没现场,慰灵祭奠,美国驻韩大使史蒂文森,驻韩美军夏普司令官也出席,赞扬韩少尉的英勇,并向韩少尉家属递交了慰问金。对于美高官的出席和慰问金一事,韩军中的看法是“为了照顾平息因为执行美军的无理命令而导致殉职并拖延天安舰的搜索营救”的反美情绪。
  在第三浮标海底打捞上来的好似遗体的物件,执行吊运任务的不是韩军直升机,而是美军的直升机。这也让人感到在第三浮标沉没的不是韩军船只,而是美军舰船。
  天安舰的打捞起吊是委托给民间潜水公司的,作业指挥塔安置在民间打捞船上。第3浮标的搜索是有韩军特殊潜水队执行,指挥塔更是派出了韩军最新的轻航母『独岛』号。这待遇反差之大,也彰显了美韩军,特别是韩军之上的美军比起打捞天安舰来,要远远重视第3浮标的潜水艇。事件发生后,对天安舰搜索救援的延误,也是因为美韩当局以美军潜舰优先的缘故。
  KBS电视台曾在4月7号『9点新闻』档播放『迷般的第三浮标地,为何?』的特集,其后,韩国的几家报社杂志也报道了相关内容。韩国当局对上述报道矢口否认,并起诉KBS『误报』。告到法院,KBS的网上的此项视频文字,通通下架停止。
  特殊潜水部队也被施加了禁口令,第3浮标位的问题不是韩国当局的问题,而是美军的问题,但受到当局的压力后,KBS等韩国相关媒体已表示不再触及相关报道。日本也不外乎是美国的附属国,日本媒体当然也是噤若寒蝉。
韩国军舰天安号沉没的深层内幕 (4)2010年5月7日 田中宇
  难道真有核潜艇存在吗?
  揭露了“第三浮标位”的存在的KBS被搞成“误报”事件,这之后“天安舰是被美潜舰误击”的看法也上升为“危险的流言蜚语”,在韩国社会一律遭到禁止。
  可是,天安舰是被友军误击沉没的疑虑,在沉没当初韩国的媒体中,是存在的。事件当日,韩军和美军在白翎岛以南海域开展代号为“关键决断”的联合军演。据美韩当局事前发表,军事演习到3月18日结束,但实际上演习秘密延长到4月30日,3月26日事件当日也处在演习当中。事件后,美韩当局也丝毫不提当日在举行联合演习,但事件次日有情报流出到媒体,“天安舰疑似遭友军误击”的纪事见诸各家报端。
  见报后,韩国当局承认事发当日有举行美韩联合军演,但申明演习海域不在白翎岛周边,而在10公里以南的忠清南道,泰安海域。韩国当局虽发表天安舰没有参加演习,但高速舰艇从泰安海域开到白翎岛只要2,3小时。去年北朝鲜就曾抗议美韩军演靠近北朝鲜海域是武力挑逊,今年故伎重演美韩军舰北上至白翎岛周边的可能性是存在的。如果天安舰是在军事演习中沉没的,为防止北朝鲜的非难,韩国当局要避免公布在白翎岛军演的事项,所以故意说,天安舰没有参加军演。
  那个后来成为问题的KBS新闻,韩国的自主民报(左派系)加以的分析,其中的兴趣点是美潜舰沉没地点的地理环境。美潜舰沉没在白翎岛南端被叫做『YOTORIMU岩』的断崖绝壁海岸外海几百米处。白翎岛周边多容易触礁的浅濑,唯独断崖绝壁海岸前海水很深。『YOTORIMU岩』周围北东向是陆地,岛的北面朝向北朝鲜,所以岛的南端绝壁下隐藏潜舰是极好藏身之所,而且北朝鲜承认白翎岛周围是韩国领海,不会遭到北朝鲜攻击,是个安全所在。
  自主民报采访的军事问题小说家『SOHYO』分析,认为美潜舰任务就是以『YOTORIMU岩』前海为据点,巡航与白翎岛周边海域,一边监听北朝鲜的无线通讯,有事之时可随时进入临战状态向北朝鲜发射导弹。
  白翎岛是韩国领土中最接近平壤的地方。距平壤170公里。对美韩军来说,是监听和有事反击的好地点。如果美军在白翎岛附近长期派驻可发射对地导弹的潜舰,一旦北朝鲜向汉城发动攻击,这里可以几分钟内把导弹打进平壤。
  用于完成这种类型作战任务的潜舰,毫无疑问是能下潜1个月以上的核动力潜舰。核潜艇依靠舰内原子炉发出的丰富电力,可从海水分解出氧气供给艇内,与柴油潜艇不同,完全不必升上海面换气。美军核动力潜艇中,很多都搭载核导弹,对于自称拥有核武装的北朝鲜,美军也有可能使用搭载核武器的核潜艇,长期在白翎岛周边执行战备任务。
  美韩军如果在白翎岛上设置瞄准北朝鲜的导弹,会遭到北朝鲜的激烈抗议,将北朝鲜视作同胞的韩国民也会反对,但搭载导弹的美潜舰潜航在白翎岛周边,既隐蔽,又能起到更好效果。这么推测起来,不论有无核弹头,白翎岛周边存在美军潜舰的可能性很高。
  美军核潜艇大都定员100人以上。潜水艇实行昼夜更替制,所以总人数多。第三浮标位下沉没美核潜艇的话,不亚于天安舰的死者数,美军也有相当的死难人数。还有核辐射泄漏的担心。美军要急于从潜舰中取出的物件,会不会是核弹头呢。韩军特殊潜水队急急下海,导致韩少尉的殉职。
  天安舰的沉没,立刻被大大地报道,美潜艇的沉没,被美国政府隐藏,韩国当局也协助隐藏。必须隐藏事实的原因,是不想让北朝鲜和韩国国民知道,有事时美潜舰会从白翎岛海域向北朝鲜迅速发起攻击。如果暴露了,北朝鲜会怒不可赦地采取报复对策,而韩国国民也会煽动起反美情绪。当时,经KBS这么一『误报』,恐怕北边早已把握了此次事件的来龙去脉。
韩国军舰天安号沉没的深层内幕 (5)2010年5月7日 田中宇
  到此为止,还没有触及最重要的问题『天安舰和美潜舰,是怎么沉没的?』,下面来解明。前述分析KBS新闻的自主民报的纪事,分析为北朝鲜的潜水艇南下,对天安舰和美潜艇两方发起攻击,将两者击沉的结论,在我看能,北边做这事的可能性极低。
  美韩两政府在天安舰沉没后即发表『遭受北朝鲜攻击导致沉没的可能性低』的观点。如果是北朝鲜的潜水艇来击沉的,恐怕北朝鲜不消数日就会高调宣扬击沉美韩军舰的赫赫战果了。美韩两政府早早宣布并非来自北朝鲜的攻击,把国民的责难引向自身,极端场合不免会导致相关高官引咎辞职。这只能说明真真实实不是北朝鲜所为。自主民报是一家偏向北朝鲜的左派报纸,为了宣扬北朝鲜的战力,纪事里分析为北朝鲜所为。
  事件当日白翎岛周围在举行美韩联合军演,天安舰是参加其中之一。周围还有好些美韩舰只,就算北朝鲜的潜水艇攻过来,必然遭到美韩舰船的围剿,应该遭到击沉,就算能逃走,遭到北边的攻击,美韩是正当防卫,是正义方,应该立刻发布交战通报。
  北朝鲜其实蛮害怕美韩借口联合演习北上,然后突然向自己的核设施发动攻击,借军事演习之名发动真正的战争(摧毁北朝鲜核设施,顺利解决半岛无核化问题),是美军很可能采用的手法。所以北韩现在怎么也不肯采取主动攻击的自杀行为来给美韩提供战争的大义名分。
  前述已提,天安舰和美潜舰沉没的11日后的4月7日,史蒂文森驻韩大使和夏普驻韩美军司令这个级别的美高官出席了白翎岛附近第三浮标位的韩少尉慰灵祭现场,如果3月26日是北朝鲜潜水艇击沉韩美舰只的话,这里就成为美韩和北朝鲜交战的最前线,美韩和北韩之间没有任何和议,况且距交战仅仅11日后,美军司令和大使怎么敢生生地跑到最前线去?所以,说天安舰和美潜舰沉没是北朝鲜所为之论可以休矣。
  5月初,中国在北京接待了金正日这件事,也可以作为3月26日美韩和北韩没有交战的证据。胡 锦 涛领导的中国,对防止美国军工复合体势力意图在朝鲜战争后,把中国拖进中朝与美韩冷战对决的图谋最为警惕。如果3月26日美韩和北韩发生交战,1个月后中国在北京高调接待金正日,不是正好向世界宣誓中国与北韩统一战线,朝着中朝对决美韩的构图迈进的自掘坟墓行为吗。所以,如果美韩真与北韩发生交战,中国必然冷遇金正日。
  既然事情和北朝鲜无关,剩下的只有自家误击说了。我很怀疑“美军有没有向韩军及时告知美军在白翎岛执行潜航任务的潜舰动向”这一点。如果在第三浮标位沉没的美潜舰执行的是长期战备任务,那他不属于当日联合军演的一分子。
  天安舰当天应该航行在白翎岛南向海域,但鬼使神差比预定航线要偏靠向岛岸,结果探知到岛岸下隐藏有本次演习序列中己方以外的潜水艇。天安舰以为是北朝鲜渗透进来的潜水艇而开火,遭受攻击的美潜舰瞬时采取反击措施,结果导致两者同归于尽。美潜舰使用监听声纳,应该知道己方天安舰的接近,但因为是美军对韩军保密的任务,所以事前美潜舰没想到向天安舰发无线信号联络。
  天安舰遭受攻击的部位在左舷。韩国当局当初发表的是天安舰西北向航行。如果是这样的话左舷是外洋方向,美潜舰在靠近悬崖下,应该是在天安舰的右侧。这似乎于事实矛盾。但韩国当局为隐瞒自相同归于尽的事实,把天安舰的航行方向故意说反了。如果天安舰是方向航行,受到来自岛屿方向的攻击,就稀释了受到北韩攻击的可能,而增加了友军误击的怀疑。
韩国军舰天安号沉没的深层内幕 (6)
  (美国)将天安舰事件后的南北仲裁委让给中国
  天安舰沉没后,韩国舆论界及政界一色的【哀悼】,相继取消了国内的一系列娱乐和庆典活动。韩国右派活跃起来,叫嚣【反击北韩】向政府施加压力。韩国6月有统一地方选举,这次的“天安舰事件”对选举战将产生重大影响。
  据了解驻韩美军内情的美国记者罗纳多卡酷讲,天安舰事件可以和【美国911事件相匹敌】,这好像有点言过,但从先极力抹消天安舰是自家误击沉没的意见,再将舆论注意力转向追究北朝鲜嫌犯的声讨,继而政界和社会鼓起好战氛围,这让美国人看来,和911当时的经历是多么相似啊。
  韩国议会的左派议员,曾向国防部长要求“天安舰到底是否是因美军核潜艇的误击而沉没的,请查清真相!” 他立刻被右派媒体嘲讽批判为“相信阴谋论的痴呆议员”。这与当年呼吁查明911真相的美国议员和日本议员,数年来在宣传战越来越旺背景下,一直遭到日美媒体嘲讽痛批是属于同一构图。
  天安舰沉没后,美韩如果大肆宣传“遭到北边攻击”“赶快反击”,事态恐怕会真的走向战争。但驻韩美军的去向是朝着撤出半岛的大方向来运作的,美军2012年将把有事指挥权交还给韩国军队。今后,美国将逐步委托中国来主导朝鲜半岛的国际政治局势。这个方针从布什政权到奥巴马政权,历届美国政府大致是一脉相承的。美国五角大楼和军工企业一批鹰派势力,并不甘愿世界慢慢走向多极化,他们时不时要来出手阻挠,企图扳转时代潮流,这也不足为奇。
  他们绝不愿意就这样看着让东亚慢慢进入中国的霸权之下,当然想利用天安舰事件为契机,挑起南北朝鲜战争,然后把中美卷入半岛战争其中,以便阻止东亚正在发生的多极化进程。极端情况下,他们甚至愿意创造出条件故意不告诉韩军白翎岛下的美潜水艇位置,来诱导天安舰进入火并位置。如果牺牲一艘天安舰,能换来再度爆发朝鲜战争,那么日本即使每年不再支付驻日美军补贴军费,美军也会继续驻留日本,并将再度将日本奉为【不沉的航空母舰】,日本经济再度回到60年前【朝鲜特需】的景气年代,日本政界的对美从属派可真要弹冠相庆了。
  但是,当今美国中枢的权力角逐,遗憾的是比起军产复合体(美英中心主义)势力来说,还是隐形多边主义势力占上风。天安舰沉没事件,无法导致朝鲜战争的再度爆发。而且,令日韩对美从属派失望的是,美国为防止天安舰事件导致南北关系失控,事实上已将中介调控权委让给中国。
  中国的胡 锦 涛主席,在4月30日上海世博开幕式上与韩国李明博总统会谈,三天后,又与到访的北朝鲜金正日在北京开展中朝首脑会谈。今后六国协商机制能否再开还是未知数,但中国在南北朝鲜中间起调停作用的地位越来越明显。
  韩国国民的大多数,已经从天安舰事件中感到存在的内幕,并且不再相信政府的发表。美国911事件的真相或许相当不容易暴露,但这次韩国的白翎岛第三浮标位的潜水艇遗骸,可能会在今后的某个时刻从【阴谋论】的论调中浮出水面变为【真相】,韩国在对美从属国策下,将不得不继续隐瞒第三浮标位的秘密。但今后国家方针如果向多极化(重视中国,南北和解)方向改变,那么,黑幕将随之而解。(全文完)
看起来有点离谱。。。是日本种花网的文章吧?
我也是觉得此次事件各方反应确实很奇怪
抛开真伪不谈,MD潜艇为什么沉了?人操核鱼雷?:L
http://bbs.cjdby.net/redirect.ph ... &fromuid=334964
你没看到吗?肯定是深水炸弹咯
{:3_91:}核潜艇躲在30米深的浅水区域。。。编故事也不是这么编的~
阴毛啊

不过抛开作者是否真相帝不谈,居然能唧唧歪歪这么多,也算很费了番心思的
天安不是海巡船么?哪有深水炸弹啊,球科普!
MD沉了艇,毛子和TG 会不知道?不会吧
如果说MD把炸弹放在棒舰艇上炸沉还能接受,但是MD用潜艇发动攻击就难以理解了,况且还沉了呢{:2_60:}
核潜艇哪里打得过宇宙第一强国天顶星的超级战舰呢?不可能!
太长了,有空再看。
30m....很nb的潜伏区。。。
回复 17# Carfey_cnm


    其上装有MK46反潜鱼雷
鬼子敢揭他干爹的老底,我看这家媒体是活够了{:3_89:}
虽然很扯谈,但还是希望鬼子说的是真相.
李宁了
鬼子编造YY小说一般也是这么个思路。
笑话,如果MD沉了大核鱼,那还了得,以MD的言论自由,根本捂不住的。:@
真是扑朔迷离,让人头昏眼花。
有没有可能MD的潜伏的核潜发生故障 面临沉没的时候  船员一紧张  按错按钮 把鱼雷 放出去了 误炸了 天案件  悲剧
又见真香
呵呵,真有的搞得,越来越复杂!
没有说MD潜艇为什么沉了,当小说看看。。。。。。
我是已经认定,棒子舰是自爆身亡的。。。。
不明真相的群众情绪稳定的围观中。。。。{:jian:}
小说?。。
UFO干掉天安舰?
拿30米开P的朋友...麻烦看下全文...

哎,那个少校果真是灌水灌出来的吗....
来看小说的。

虽说不相信是北朝鲜干沉的天安,但这个还真有点太科幻了。
我觉得大家就当“天安舰”是一部军事韩剧吧~~~:(
{:jian:}
不明真相