日本时事通信社专集:从头开始了解导弹防御

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一からわかるミサイル防衛

从头了解导弹防御

弾道ミサイルとは

什么是弹道导弹



2009年4月5日に北朝鮮が発射した弾道ミサイル。朝鮮中央テレビが公表した映像からキャプチャーした。北朝鮮は人工衛星を打ち上げるための「宇宙ロケット」だと主張しているが、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の改良型とみられている【AFP=時事】

2009年4月5日朝鲜发射的弹道导弹。朝鲜中央电视台公布的影像截图。虽然朝鲜表明其是用于发射卫星的“宇宙火箭”,但是被认为是远程弹道导弹“大浦洞2号”的改良型。

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 ミサイルとは、ジェットエンジンやロケットモーターなどの推進システムを搭載し、何らかの誘導方式で目標への自律飛行ができる無人航空機の総称。有人航空機と同様に大気圏内を飛行するタイプと、いったん超高空まで上昇し、一気に目標まで落下するタイプがあり、後者は大砲の砲弾のような放物線軌道を描くことから、「弾道ミサイル」と呼ばれる。

 所谓的导弹,就是装备了喷气引擎或者火箭引擎等推进系统,采取一定制导方式能自主飞向目标的无人航空器的总称。有与载人航空器相同,在大气层内飞行的类型,也有先上升到超高空,然后一下向目标落下的类型,由于后者是大炮的炮弹那样的抛物线,所以叫作“弹道导弹”。

 弾道ミサイルは主に空気抵抗の少ない高空を飛行するため、限られた推力でも重い弾頭を遠くまで運べるというメリットがある。核爆弾などの大量破壊兵器で敵国を攻撃する手段としては、有人航空機に比べるとコストパフォーマンスに優れている。

 弹道导弹由于主要在空气阻力较少的高空飞行,具有尽可能利用推力将重的弹道送到尽可能远的地方的优点。作为使用核武器等大规模杀伤性武器攻击敌国的手段,比载人航空器性价比更高。

 空気の薄い超高空や大気圏外を飛行することから、燃焼に空気を必要としないロケットモーターが推進力に利用される。ロケットモーターは構造が比較的単純で、高度な技術力を持たない国家でも生産できるという特色がある。北朝鮮やイラン、パキスタンなどが弾道ミサイル開発に熱心なのは、超大国の援助を受けなくても、周辺国に脅威を与える大量破壊兵器を保有可能になるからだ。

 由于在空气稀薄的超高空或大气层外飞行,使用了燃烧时不须要空气的火箭引擎来产生推进力。火箭引擎的构造比较简单,所以具有没有高技术的国家也能生产的特点。朝鲜、伊朗、巴基斯坦等热衷于对弹道导弹的开发,即使没有超级大国的援助,也可以拥有对周边国家予以威胁的大规模杀伤性武器。



湾岸戦争の際、サウジアラビアの米軍基地に配置された地対空ミサイル・パトリオット「PAC2」。パトリオットはミサイルに搭載されたレーダーと地上の追尾レーダーの情報を組み合わせ、目標を正確に狙う能力があるはずだったが、湾岸戦争では飛来した弾道ミサイルの25%程度しか撃墜できなかったとされる=1991年1月撮影【AFP=時事】

海湾战争时期,在驻沙特的美军基地里部署的爱国者地对空导弹「PAC2」。爱国者将导弹上装备的雷达和地面上的追踪雷达情报相结合,具有能准确狙击目标的能力,但被认为在海湾战争中只能击落飞来的大约25%左右弹道导弹。

 大気圏外から超高速で落下してくる弾道ミサイルを、通常の対空兵器で撃墜することはできない。第2次世界大戦中にナチス・ドイツが開発し、世界で初めて実戦に投入された弾道ミサイル「V2」は、1944年9月から翌年5月のドイツ降伏までに1000基以上が英国に撃ち込まれた。しかし、当時の軍事技術で弾道ミサイルを防御することは不可能で、英国は死者およそ2500人、負傷者約6000人という大きな犠牲を出した。

 从大气层外超高速落下的弹道导弹,通常的防空武器并不能将其击落。第2次世界大战中纳粹德国开发的,世界第一种投入实战的弹道导弹「V2」,从1944年9开始到次年5月德国投降为止,共向英国发射了1000枚以上。但是,由于当时的军事技术是无法防御弹道导弹的,英国付出死者达2500人,受伤6000人的巨大代价。

 80~88年にわたって続いたイラン・イラク戦争では、双方がソ連製「スカッド」を中心に合計500基以上の弾道ミサイルを撃ち合った。両国はいずれも弾道ミサイルに対する防衛手段を持たず、死傷者は数千人に及んだとされる。

 80~88年持续的两伊战争,双方以苏制「飞毛腿」为核心相互发射了500枚以上的弹道导弹。两国没有任何弹道导弹防御手段,被认为死伤者达到数千人。

 90~91年の湾岸戦争では、米国を中心とした多国籍軍に攻撃されたイラクが、反撃のためにイスラエルとサウジアラビアに向けて合計86基の弾道ミサイルを発射した。米軍は、対抗手段として地対空ミサイル・パトリオット「PAC2」を配備していたが、飛来したミサイルの大半は阻止することができず、大きな損害を被った。

 90~91年的海湾战争,伊拉克被以美国为中心的多国部队攻击,伊拉克为了反击,向以色列和沙特发射了共计86枚弹道导弹。美国用以对抗的手段是部署了爱国者地对空导弹「PAC2」。但是,飞来的导弹大部分没能击落,受到了大量的损害。

北朝鮮のミサイル開発

朝鲜的导弹开发



弾道ミサイルが北朝鮮から発射された場合の到達範囲。1500キロの射程距離があれば、日本本土のほぼ全域が攻撃可能範囲に入る【時事通信社】

弹道导弹从朝鲜发射能到达的范围。如果拥有1500KM的射程的话,日本本土大致上全在攻击范围内。

 日本にとって、最も懸念される弾道ミサイル保有国は、言うまでもなく北朝鮮だ。ただ、北朝鮮のミサイル開発の歴史はそれほど長いものではなく、1980年代初めに旧ソ連製の弾道ミサイル「スカッドB」を入手したのが実質的なスタートだとされている。

 对日本来说,最担心的拥有弹道导弹的国家,毫无疑问是朝鲜。不过,朝鲜的导弹开发历史并没有那么长,被认为在1980年代初得到前苏联制造的弹道导弹「飞毛腿B」后才实质性地展开。

 スカッドは、ナチス・ドイツの弾道ミサイル「V2」の設計図を基に、旧ソ連が50年代に開発した1段式の液体燃料推進のミサイル。初期型のスカッドAは射程距離が150~180キロ程度しかなく、原型であるV2(最大射程距離300キロ)の能力を下回っていた。続いて開発された改良型のスカッドBは、最大射程距離が300キロまで伸びた一方、誘導システムも高度化され、命中精度はスカッドAの6倍以上に高まった。

 飞毛腿是以纳粹德国在弹道导弹「V2」的设计图为基本,前苏联在50年代开发的单级液体燃料推进的导弹。早期的飞毛腿A的射程达到150~180KM左右,比作为原型的V2(最大射程300KM)的性能更差。后继开发的改良型飞毛腿B,一方面最大射程延长到300KM,制导系统也被提高,命中精度比飞毛腿A提高6倍以上。

 北朝鮮は、このスカッドBの実物をエジプトから極秘に提供され、完成品を分解して部品をコピーするという手法で製造技術を体得したようだ。北朝鮮製スカッドBは「火星5号」と名付けられ、自国内に大量配備されるとともに、一部はイランなどに輸出された。火星5号の最大射程距離はオリジナルのスカッドBと同じ300キロで、朝鮮半島全体をカバーする能力はなかった。そこで、80年代末から弾頭重量を減らし、ロケットの推力を強化した「火星6号」(北朝鮮製スカッドC)の開発を進め、92年ごろには量産体制が整ったとされる。最大射程距離は500キロまで伸び、韓国のほぼ全域が北朝鮮ミサイルの射程内に入った。

 朝鲜是从埃及秘密得到飞毛腿B的实物,对原物分解后的零件进行仿制的方法掌握了制造技术。朝鲜生产的飞毛腿B被命名为「火星5号」,随着在自己国内的大量部署,一部分也被出口到伊朗等国。火星5号最大射程和原来的飞毛腿B相同为300KM,能覆盖整个朝鲜半岛。于是,80年代未开始将弹头重量减轻,火箭引擎的推力强化的「火星6号」的开发,在92年左右完善了量产体制。最大射程延长到500KM,韩国的全国大致都在朝鲜导弹的射程内。



自走式発射機に搭載された旧ソ連製の弾道ミサイル「スカッドB」。北朝鮮の弾道ミサイルのベースとなった。ミサイル本体は全長11.16メートルで、ペイロード(弾頭部分の積載重量)は約1トンある【AFP=時事】

移动式发射车上装备的前苏联的弹道导弹「飞毛腿B」。成为朝鲜的弹道导弹的基础。导弹全长11.16米,有效载荷约1吨。

 90年代に入ると、スカッドを大型化した弾道ミサイル「ノドン」の開発に成功した。「ノドン」は米国が付与したコードネームで、北朝鮮での名称を含め、詳しいことはほとんど分かっていない。2000年以降も改良が続けられ、最も新しいタイプは最大射程距離が1500キロ以上あるとされる。これが事実なら、日本の本土はほぼ全域を攻撃可能になる。

 进入90年代,把飞毛腿大型化后的弹道导弹「劳动」开发成功。「劳动」是美国起的代号,包括朝鲜的名称在内,详细信息基本不清楚。2000年以后继续进行改进,最新型号的最大射程被认为达到1500KM以上。如果这是事实的话,日本的本土大致上全都能进行攻击。

 90年代には、さらに長射程の弾道ミサイル開発に着手、98年8月31日に多段式の弾道ミサイル「テポドン1号」の発射実験を実施した。「テポドン」も米国のコードネームで、北朝鮮での名称については「白頭山1号」「銀河1号」などの情報があるものの、確実なことは分かっていない。

 90年代中开始更远射程的弹道导弹的开发,98年8月31日,多级弹道导弹「大浦洞1号」进行了发射实验。「大浦洞1号」是美国起的代号,虽然有朝鲜方面命名为「白头山1号」「银河1号」等情报,但是准确的情况并不清楚。

 このテポドン1号は1段目にノドン、2段目に火星6号を使ったとみられ、北朝鮮北東部の舞水端里から打ち上げられると、東に向かって上昇した。防衛庁(当時)の分析によると、上昇中に切り離された1段目は日本海に落下、2段目は日本列島を越えて三陸沖の太平洋に突入したとみられる。2段目からは弾頭部が分離し、固体燃料による推進力でさらに遠方まで飛んだようだが、落下地点は明らかになっていない。

 大浦洞1号被认为第1级火箭为劳动,第2级火箭使用了火星6号,在朝鲜东北部的舞水端里发射,向东上升。根据防卫厅(当时)的分析认为,上升过程分离的第1级落在日本海,2级穿过日本列岛进入三陆冲附近的太平洋。从2级开始,弹头部分分离,使用固体燃料产生的推进力,飞向远方,落下的地点不明。

 北朝鮮は、発射したのはミサイルではなく、「人工衛星打ち上げ用の運搬ロケット」だと主張している。しかし、3段に分かれた推進機構のパワーを合わせても、弾頭部を衛星軌道に投入できるだけの能力はなく、打ち上げは弾道ミサイル開発の技術検証と考えた方が合理的だ。テポドン1号を弾道ミサイルとして使用した場合、最大射程距離は1600~2000キロに達するとみられ、沖縄も含めた日本列島全域を攻撃範囲に収めることができる。

 朝鲜否认其发射的是导弹,而是“发射卫星用的运载火箭”。但是,3段分离推进机构的强力组合,并不仅仅能将弹头部送入卫星轨道,而认为发射是进行弹道导弹开发的技术验证更为合理。大浦洞1号作为弹道使用的时候,被认为最大射程达到1600~2000KM,能攻击包括冲绳在内的日本的全境。

米本土も射程内に

美本土也在射程内



発射台に据えられた「銀河2号」(テポドン2号改良型)。全長は約34メートル、発射重量は60トン程度と推定され、スカッドBと比較すると、長さで3倍、発射重量は10倍近い巨大な機体となった。2009年4月5日の発射前に撮影されたもので、朝鮮中央通信が配信した【朝鮮通信=時事】

被放置在发射台上的「银河2号」(大浦洞2号改进型)全长约34米,估计发射重量在60吨左右,与飞毛腿B相比,长度约3倍,发射重量略小于10倍的巨大机体。2009年4月5号发射前被拍摄。

 北朝鮮はテポドン1号の発射後、長距離弾道ミサイルの開発をさらに進め、2006年7月6日、3段式とみられる大型ミサイルを舞水端里の発射施設から打ち上げた。米国と日本は、事前に発射準備を察知して監視を強めていたが、ミサイルは発射後42秒で1段目のロケットモーターが異常燃焼を起こし、2段目を分離できないまま北朝鮮沿岸の海上に墜落した。

 朝鲜在大浦洞1号发射后,更加推进远程弹道导弹的开发,2006年7月6日,被认为3级式的大型导弹从舞水端里的发射基地发射。美国和日本在事前就得知在进行发射准备,并加强监视,但是导弹发射后45秒,1级火箭引擎异常起火,2级火箭无法分离而堕落于朝鲜沿岸的海上。

 北朝鮮はこのミサイルについて何のコメントもしておらず、実態はよく分からない。米国はテポドン1号の発展改良タイプと位置付け、「テポドン2号」のコードネームを与えた。ただ、テポドン1号までが旧ソ連製のスカッドをベースにしたものだったのに対し、テポドン2号のロケットモーターには従来と異なる技術の投入がうかがわれた。打ち上げの失敗から構造自体に問題があったのは間違いないにせよ、北朝鮮のミサイル開発が新たなステージに入ったことは明らかだった。

 朝鲜对此导弹没有任何的说明,实际状况不能很好了解。美国将其做为大浦洞1号的改进型,给它起了「大浦洞2号」的代号。不过,与到大浦洞1号为止以前苏联生产的飞毛腿作为基础的导弹相比,听说大浦洞2号的火箭引擎使用了与过去不同的技术。尽管毫无疑问发射的失败是由于结构本身的问题,但明白了朝鲜的导弹开发进入了新的舞台。

 2009年4月5日、北朝鮮は舞水端里の発射施設から大型弾道ミサイルを発射した。北朝鮮政府は、同年3月の段階で国際海事機関と国際民間航空機関に「4月初旬に研究用通信衛星の打ち上げを実施する」と通告、発射後に「運搬ロケット『銀河2号』の打ち上げに成功し、人工衛星『光明星2号』を地球周回軌道に投入した」と公表した。

 2009年4月5日,朝鲜舞水端里基地发射了大型弹道导弹。朝鲜政府在同年3年的时候向国际海事组织和国际民间航空组织通报了“4月上旬将进行研究用通信卫星的发射”,发射后公布了“运载火箭‘银河2号’成功发射,卫星‘光明星2号’送入环绕地球轨道”的消息。

 米国と日本の観測によると、「銀河2号」は3段式とみられ、舞水端里から東方向に上昇すると、日本海上空で1段目を切り離した。1段目部分は秋田県西方沖約320キロの日本海に落下、2段目以降は約370~400キロの高度で日本列島を飛び越えた。機体は海上自衛隊のイージス艦が日本から東方約2100キロ付近まで追尾し、太平洋上に落下したものと推定されるが、2段目と3段目の切り離しに成功したのかどうかは確認できていない。

 根据和日本的观测,「银河2号」被认为是3级火箭,从舞水端里向东上升,在日本海上空1级火箭分离。第1级火箭落在秋田县西面约320KM的日本海,2级火箭以约370~400KM的高度从日本列岛上空飞越。海自的神盾舰对弹体从日本一直跟踪到日本以东2100KM附近,预计其坠落于太平洋上。但2级火箭与3级火箭是否成功分离不能确定。


米シンクタンク、科学・国際安全保障研究所(ISIS)が公表した発射直後の北朝鮮の長距離弾道ミサイル「銀河2号」と思われるものの衛星写真(米デジタルグローブ撮影、ISIS提供)。右上の白いものが同ミサイルによるとみられる炎。ミサイル下方に筋状の排煙が伸びている。写っているのは発射場の発射場のある舞水端里の北北東約13キロの日本海沿岸地帯【AFP=時事】

美战略与国际研究中心、科学与国际安全研究所(ISIS)发表的发射后的朝鲜远程弹道导弹「银河2号」和被认为卫星的照片(美DigitalGlobe拍摄,ISIS提供)。右上的白色物被认为是该导弹的尾炎。导弹下呈条纹状的排烟。拍摄是位于舞水端里的发射场东北偏北13KM的日本海沿岸地带。

 弾頭部に人工衛星を搭載し、それを地球周回軌道に投入するのであれば、機体を秒速7.9キロまで加速しなければならない。しかし、このミサイルにそこまでの性能はなく、米国をはじめ各国の調査でも、新たな衛星が軌道を周回した形跡はどこにもなかった。

 弹头部装载的是卫星,要把卫星送入地球轨道的话,弹体必须加速到7.9KM/秒。但是,这个导弹并不没有这样的性能,以美国为首的各国的调查也没有发现新卫星在轨道上飞行的踪迹。

 米国政府は、銀河2号を06年の打ち上げが失敗に終わった「テポドン2号」の改良型と位置付けた。米国のシンクタンクの分析によると、このテポドン2号改良型の1段目はノドン・ミサイルのロケットモーター4基を束ねたもので、2段目は旧ソ連製の潜水艦発射型弾道ミサイルSSN6を利用した可能性が高いという。

 美国政府把银河2号作为在06年发射失败而结束的「大浦洞2号」的改进型。根据美战略与国际研究中心的分析,这个大浦洞2号的改进型的1级火箭由于捆绑了4枚火箭引擎,2级火箭利用了前苏联生产的潜射型弹道导弹SSN6的可能很高。

 SSN6は潜水艦搭載型のためコンパクトで推進力も大きいという特長があり、それまで北朝鮮がミサイル技術のベースとしてきたスカッドに比べ、性能は段違いに高い。ソ連崩壊後、経済破たん状態にあったロシアから高度なミサイル技術が流出しており、北朝鮮はそうした機会を抜け目なく利用したようだ。

 SSN6是潜射型所以有较小体积但推进力也很大的特点,与当时朝鲜作为导弹技术基础的飞毛腿相比,性能上高出很多。苏联解体后,先进的导弹技术从经济处于崩溃的状态的俄国泄露,朝鲜可能细致地利用那个机会。

 銀河2号は人工衛星投入に失敗したとは言え、2段目以降は舞水端里から少なくとも3600キロ飛行した。3段目の推進機構はSSN6の姿勢制御用ロケットモーターを活用したとの見方もあり、それが期待通りに機能していれば、弾頭部の最大射程は6000キロにも達し、米本土のアラスカ州まで届く可能性がある。

 虽说银河2号运载卫星失败,但拥有2级火箭的话从舞水端里发射至少飞行了3600KM,也有有效地利用了作为3级火箭的推进机构的SSN6的姿势控制用火箭引擎的看法,按预想的机能的话,弹头部的最大射程能达到6000KM,可能达到美本土的阿拉斯加州。

「人工衛星」の軌道投入に成功

「人工卫星」成功送入轨道



2012年4月に北朝鮮が外国メディアに公表した「銀河3号」。このロケットの発射は失敗した【AFP=時事】

2012年4月朝鲜向外国媒体公布的「银河3号」。这个火箭的发射已经失败。

 北朝鮮は2012年4月13日、大型ロケット「銀河3号」を平安北道鉄山群東倉里の発射場から打ち上げた。北朝鮮は地球観測衛星「光明星3号」を地球周回軌道に投入するための平和目的だと主張、外国メディアを招き、打ち上げ前にロケット本体を公開した。

 朝鲜在2012年4月13日,在平安北道铁山群东仓里的发射场发射了大型火箭「银河3号」。朝鲜主张其为了和平将地球观测卫星「光明星3号」送入地球轨道,招代外国媒体,发射前公开了火箭的本体。

 米国は、銀河3号を長距離弾道ミサイル「テポドン2号改良型」と位置付け、欧州諸国や日本、韓国などとともに「打ち上げは事実上のミサイル発射実験だ」として中止を求めていた。ただ、この時の打ち上げは失敗に終わり、銀河3号は打ち上げから2分15秒後に空中で爆破、約20個の破片に分離して、韓国西方の黄海に落下した。

 美国把银河3号作为远程弹道导弹「大浦洞2号改进型」,欧洲各国、日本、韩国等也相应以“进行的实际上导弹发射实验”为由要求中止实验。不过,这时发射已经以失败告终,银河3号发射2分15秒后在空中爆炸,分解为约20个碎片,堕落在韩国西面的黄海。

 銀河3号のスペックは公表されていないが、外見は09年に発射した「銀河2号」と酷似しており、同型の3段式ロケットを使用したとみられる。最大の違いは打ち上げの方向で、銀河2号が東方に向けて発射されたのに対し、銀河3号は真南方向に飛翔した。ロケットを東に向けて発射すると、地球の自転による加速を利用でき、少ない推力でより遠くまで飛ばすことができる。銀河3号を南に向けたということは、自転加速度を利用しなくても一定の距離を飛行させることができるという「自信」の表れとも言え、北朝鮮の弾道ミサイル開発が新たな段階に入ったことをうかがわせた。

 银河3号的试样书并没有公开,从外形来看酷似09发射「银河2号」,同样被认为使用了3级火箭。最大不同的是发射方向,与银河2号向东发射相对,银河3号向正南方向飞去。火箭向东发射的话,能利用地球的自转进行加速,使用较小的推力就能飞得更远。银河3号向南的话,表现了不利用自转加速也能飞行一定的距离“自信”,据说朝鲜的弹道导弹的开发进入了新的阶段。



2012年12月12日に北朝鮮西部・東倉里の発射場から打ち上げられた大型ロケット。北朝鮮の衛星管制センターのモニター画面に写し出された映像を朝鮮中央通信が配信した【朝鮮通信=時事】

2012年12月12日从位于朝鲜西部东仓里发射场发射的大型火箭。图像被显示在朝鲜的卫星控制中心的屏幕上。

 その懸念が裏付けられたのは、打ち上げ失敗から8か月後の12年12月12日だった。北朝鮮は、12月1日に「人工衛星の打ち上げ」を予告。各国注視の中、12日午前9時49分、前回と同じ東倉里の発射場から銀河3号の改良型とみられる大型ロケットを発射した。打ち上げた方向は真南で、ロケットは1段目、2段目を分離しながら飛行を続け、同10時1分に沖縄県上空を通過した後、同10時5分にフィリピンのルソン島東方約300キロの太平洋上に落下した。

 从发射失败开始8个月后的12年12月12日,那个担忧从侧面被证明了。朝鲜在12月1日预告了“将发射卫星”。在各国的注视中,12日上午9时49分,与上次相同的东仓里发射场发射了被认为是银河3号改进型的大型火箭。发射方向为正南,火箭一边分离1级,2级,一边继续飞行,10时1分通过冲绳县上空后,于10时5分堕落在菲律宾的吕宋岛东方约300KM的太平洋上。

 飛行した軌道は、北朝鮮が予定したコースとされ、1段目、2段目ロケットの落下場所も事前に予告された海域だった。さらに、北米航空宇宙防衛司令部は、このロケットによって何らかの飛翔体が地球周回軌道に投入されたことを確認。米国研究機関の分析でも、飛翔体が高度494~588キロの太陽同期軌道上を周回していることが明らかになった。

飞行的轨道,与朝鲜预定的轨道相同,1级,2级火箭也堕落在预定海域。并且,北美航空宇宙防卫司令部确认某个飞行物被该火箭将送入地球轨道。美国研究机构的分析也确认飞行物在围绕494~588KM的太阳同步轨道上飞行。

 軌道を周回している飛翔体が、地上からコントロールされているかなど、詳しいことは分かっていないものの、北朝鮮が人工物を軌道に投入できるだけのロケット技術を獲得していることは、認めざるを得ない。東倉里の発射場からロケット本体が落下したフィリピン東方海域までの距離は2700キロだが、このロケットを長距離弾道ミサイルとして評価すると、最大射程距離はロサンゼルスなど米国本土西海岸の都市も直接狙える約1万キロに達する可能性がある。どの程度の命中精度があるかは分からないにせよ、飛翔体を計画通りに軌道投入できたことから、北朝鮮のミサイル制御の技術が格段に進歩したことは間違いなく、世界の安全保障に暗い影を投げ落とすことになった。

 虽然不清楚围绕轨道飞行的飞行物,是不是受地上控制等详细情况,但不得不承认朝鲜将人造物送入轨道就足以获得火箭技术了。火箭本体落入的菲律宾以东海域与东仓里发射场相距2700KM,这个火箭可以称为远程弹道导弹,最大射程有可能达到1万KM,能直接攻击洛杉矶等美国西海岸城市。即使不知道能达到什么程度的命中精度,但飞行物能按计划送入轨道,朝鲜的导弹控制技术得到飞跃性进步是毫无疑问的,对世界的安全投下了阴影。

弾道ミサイルの命中率は?

弹道导弹的命中率是?



第2次世界大戦中にナチス・ドイツが開発したV2ミサイル。全長14メートル、発射重量12.7トン。戦後、米ソ両国はV2の開発にかかわった技術者を競うように自国へ連れ帰り、後の宇宙開発や弾道ミサイルの基礎研究に従事させた 【AFP=時事】

第2次世界大战中纳粹德国开发的V2导弹,全长14米,发射重量12.7吨。战后,美苏两国竞相将V2开发相关技术人员带回国内,使他们从事之后宇宙开发和弹道导弹的基础研究。

 弾道ミサイルの性能は、射程距離が長いことと、ペイロード(弾頭部分の積載重量)の大きさが重視されがちだが、目標に当たらなければ兵器としての意味がない。射程距離を長く、ペイロードも大きくすればミサイルは大型化し、微妙なコントロールは難しくなる。長射程化には高度な誘導技術が求められ、冷戦時代の米ソによるミサイル開発競争でも、命中精度の向上が最も重要なテーマだった。

 弹道导弹的性能,往往注重于射程的长短和有效载荷(弹道部分的装备重量)的大小,但是,成为不能击中目标的武器就没有意义了。随着射程变长,有效载荷变大,导弹也大型化,微妙的控制将变难。远程化需要更高的制导技术,冷战时期的美苏开展的导弹竞争也把提高命中精度作为最重要的课题。

 弾道ミサイルの誘導で一般的なのは、「慣性誘導」と呼ばれる方法だ。機体の傾きや加速度を計測するジャイロセンサーを利用、ミサイルが飛行しながら自己位置を特定し、目標までの距離と方位を計算して推力や進行方向を調整する。発射後は外部から干渉を受けないので、妨害に遭いにくいというメリットもある。

 弹道导弹的制导一般使用的是被称为「惯性制导」的方法。利用计量弹休的倾斜或者加速度的陀螺仪,导弹飞行时可以弄清自己的位置,计算到目标的距离和方位,对推力和飞行方向进行调整。发射后由于不受到来自外部干涉,具有很难被干扰的优点。

 ナチス・ドイツが開発したV2ミサイルも同じ方式を用いていた。V2が英仏海峡を越えてロンドンを攻撃した場合、弾着は目標から12~15キロの範囲に散らばったというから、お世辞にも「精密」な誘導とは言えない。しかし、ドイツは建物が密集した都市部に向けて大量のミサイルを発射したため、通常爆薬の弾頭(V2は1基に最大750キロの爆薬を搭載可能だった)でも、英国は甚大な被害を受けた。

 纳粹德国开发的V2导弹也使用了相同的方式。V2穿越英吉利海峡攻击伦敦时,由于弹着点散布在目标周围12~15KM的范围,实在不能说是“精密”制导。但是,由于德国向建筑物密集的城市发射大量的导弹,即使是普通炸药的弹头(1枚V2最多能携带750Kg的炸药),英国受到了很大的灾难。

 イラン・イラク戦争や湾岸戦争などで使用されたスカッド・ミサイルも慣性誘導方式を採用している。スカッドBの場合、発射されたミサイルの半数が目標から450メートルの範囲内に着弾する精度があったとされ、都市攻撃には大きな効果を発揮した。弾道ミサイルは、飛行軌道の大半が空気の薄い超高空や大気圏外なので、天候が機体に及ぼす影響も小さく、慣性誘導だけでも実用レベルの命中精度を確保できる。しかも、慣性誘導装置の運用にはそれほど高度な技術を必要としない。発展途上国でもスカッド級の弾道ミサイルであれば、十分に使いこなすことが可能だ。

 两伊战争和海湾战争中被使用的飞毛腿导弹也采用了惯性制导方式 。飞毛腿B,拥有发射的导弹半数弹着点落在目标450米的范围内的精度,在城市攻击中发挥了很大的效果。弹道导弹,由于飞行轨道的大部分在空气稀薄的超高空或者大气层外,天气对弹体影响也少,即使只用惯性制导也能确保达到实用级的命中精度。而且,使用惯性制导装置的并不须要很高的技术,即使发展中国家也能充分使用飞毛腿那样的导弹。



ロシア陸軍が2006年に制式採用した戦術ミサイル9K720「イスカンデル」。最大射程500キロの弾道ミサイルで、誘導は慣性航法装置と電子光学誘導システムを併用し、移動目標を追尾することができる。命中率を示す円形半数必中界(複数の弾頭を同一目標に発射した場合、その半数が命中するエリアの広さ)は半径5~7メートルとされており、超高速で落下する弾道ミサイルとしては驚異的な精度を誇っている 【AFP=時事】

俄国陆军在2006年装备的战术导弹9k720「伊斯坎德尔」。最大射程500KM的弹道导弹,制导采用惯性导航系统和电子光学制导系统,能追踪移动目标。表示命中率的圆概率误差(多枚弹头向同一目标发射,至少有半数命中的区域范围)半径在5~7之内,以超高速落下的弹道导弹来说是值得夸耀并令人吃惊的精度。

 ただし、弾道ミサイルは、重量のある燃料を上昇中に使い切り、飛行コース後半は自由落下状態で目標へ到達する仕組みを基本にしている。そのため、推力の調整による飛行コースの修正が上昇中にしかできず、飛行距離が長くなればなるほど、照準の誤差は大きくなってしまう。そこで、米国やロシアなどの弾道ミサイルは、弾頭部に推進システムを装備して下降中にも姿勢制御をできるようにした上、慣性誘導に加えてレーダーや全地球測位システム(GPS)などの電子的な補完システムで照準を修正し、命中精度を向上させている。もちろん、これには高い技術力と資金が必要で、開発にも時間が掛かる。

 当然,弹道导弹,燃料在上升中燃烧完,飞行轨道后半基本上以自由落体状态直到击中目标。为此,通过推力调整对飞行轨道的修理不能仅在上升过程中,飞行距离越长的话的确瞄准的误差也会变大。因此,美俄等国的弹道导弹,不但在弹头部分装备了推进系统 ,可以在下降过程中进行姿势控制,而且通过在惯性制裁上增加了雷达和全球定位系统(GPS)等电子补充系统对瞄准进行修正,使命中精度提高。当然,这些是需要高技术和资金,开发也要花费大量时间。

 北朝鮮の弾道ミサイルがどのような誘導システムを使用しているかについての情報はほとんどないが、スカッドの技術がベースにあることを考えると、慣性誘導が主体と思われる。射程距離が数百キロレベルの短距離ミサイルは、スカッド程度の命中精度は確保されていると覚悟した方がいいだろう。テポドン2号やその改良型のように射程距離が2000キロを超える大型ミサイルは開発途上なので、命中精度を評価できるレベルにはないが、実験を繰り返すうちに誘導システムの改良も進み、周辺諸国への脅威は確実に高まることになる。

 关于朝鲜的弹道导弹使用什么样的制导系统的情报完全没有,但是从以飞毛腿的技术为基础的角度来考虑,被认为以惯性制裁为主。射程数百公里的短程导弹,有保证飞毛腿那样程度的命中精度的觉悟就不错了吧。大浦洞2号作为飞毛腿改进型那样的射程超过2000KM的大型导弹由于在开发中,没有能评价命中精度的标准,但是反复进行实验之中,也推进了制导系统的改进,确实会提高对周边各国的威胁。

弾道ミサイルは打ち落とせるか

击落弹道导弹?



地球周回軌道で弾道ミサイルを監視するDSP衛星の想像図。既に20基以上が打ち上げられ、徐々に機能も高度化している(米空軍提供)【時事通信社】

在地球轨道上监视弹道导弹的DSP卫星的想像图。已经发射了20颗以上,功能也渐渐提高了。

 弾道ミサイルの攻撃から国土を防御する方法は、そう多くあるわけではない。第2次世界大戦中、英国は海を越えて撃ち込まれるV2ミサイルを打ち落とすことができず、連合軍が欧州大陸に侵攻し、ドイツ軍のミサイル発射場を占領したことで、ようやく攻撃を止めることができた。

 对来自弹道导弹攻击的国土防御方法,并不是很多。第2次世界大战中,英国无法击落跨海而来的V2导弹,盟军反攻欧洲大陆后,占领了德军的导弹发射场后,才能渐渐停止了攻击。

 現代でも、ミサイル攻撃に対処する最も確実な手段は、先制攻撃をかけて発射場を破壊してしまうことだが、当事国との全面戦争につながりかねないだけに、政治的に取りにくい選択肢だ。全面戦争を避けるとすれば、ミサイルが発射されてから着弾するまでの間、空中を飛行しているところを撃墜するしかない。

 即使在现在,对付导弹攻击最有效的手段是,用先发制人手段破坏发射场。但是难免引起与当事国的全面战争,是政治上难以做出的选择。要是想避免全面战争的话,导弹发射后到命中为止的之间,只能在空中飞行时进行击落。

 弾道ミサイルを撃墜するには、発射されたことを探知し、コースを追尾した上で、高速飛行する弾体を迎撃ミサイルやエネルギー兵器などで破壊することが必要になる。発射されてから着弾するまでの時間は、射程距離が1万キロを超える長距離ミサイルでおよそ30分、射程300キロ前後の短距離ミサイルは5分程度しかない。その時間内で確実に迎撃するには、探知と攻撃を多層的に組み合わせた大規模なシステムの構築が不可欠で、現代のテクノロジーを駆使しても、極めて困難な仕事であることは間違いない。

 为了击落弹道导弹,要探知其发射,追踪其轨道,用拦截导弹或能量武器等破坏高速飞行的弹体是必要的。从发射后到击中为止的时间内,射程1万KM的洲际导弹大约30分钟,射程300KM左右的短程导弹只要5分钟的程度。在那个时间内准确拦截,构建由探知和攻击多层组合的大规模系统的是不可少的,即使使用现代的技术,毫无疑问是非常困难的工作。


原创翻译:龙腾网 www.ltaaa.com 翻译:Gilean 转载请注明出处

一からわかるミサイル防衛

从头了解导弹防御

弾道ミサイルとは

什么是弹道导弹

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2013-1-15 16:47 上传



2009年4月5日に北朝鮮が発射した弾道ミサイル。朝鮮中央テレビが公表した映像からキャプチャーした。北朝鮮は人工衛星を打ち上げるための「宇宙ロケット」だと主張しているが、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の改良型とみられている【AFP=時事】

2009年4月5日朝鲜发射的弹道导弹。朝鲜中央电视台公布的影像截图。虽然朝鲜表明其是用于发射卫星的“宇宙火箭”,但是被认为是远程弹道导弹“大浦洞2号”的改良型。

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 ミサイルとは、ジェットエンジンやロケットモーターなどの推進システムを搭載し、何らかの誘導方式で目標への自律飛行ができる無人航空機の総称。有人航空機と同様に大気圏内を飛行するタイプと、いったん超高空まで上昇し、一気に目標まで落下するタイプがあり、後者は大砲の砲弾のような放物線軌道を描くことから、「弾道ミサイル」と呼ばれる。

 所谓的导弹,就是装备了喷气引擎或者火箭引擎等推进系统,采取一定制导方式能自主飞向目标的无人航空器的总称。有与载人航空器相同,在大气层内飞行的类型,也有先上升到超高空,然后一下向目标落下的类型,由于后者是大炮的炮弹那样的抛物线,所以叫作“弹道导弹”。

 弾道ミサイルは主に空気抵抗の少ない高空を飛行するため、限られた推力でも重い弾頭を遠くまで運べるというメリットがある。核爆弾などの大量破壊兵器で敵国を攻撃する手段としては、有人航空機に比べるとコストパフォーマンスに優れている。

 弹道导弹由于主要在空气阻力较少的高空飞行,具有尽可能利用推力将重的弹道送到尽可能远的地方的优点。作为使用核武器等大规模杀伤性武器攻击敌国的手段,比载人航空器性价比更高。

 空気の薄い超高空や大気圏外を飛行することから、燃焼に空気を必要としないロケットモーターが推進力に利用される。ロケットモーターは構造が比較的単純で、高度な技術力を持たない国家でも生産できるという特色がある。北朝鮮やイラン、パキスタンなどが弾道ミサイル開発に熱心なのは、超大国の援助を受けなくても、周辺国に脅威を与える大量破壊兵器を保有可能になるからだ。

 由于在空气稀薄的超高空或大气层外飞行,使用了燃烧时不须要空气的火箭引擎来产生推进力。火箭引擎的构造比较简单,所以具有没有高技术的国家也能生产的特点。朝鲜、伊朗、巴基斯坦等热衷于对弹道导弹的开发,即使没有超级大国的援助,也可以拥有对周边国家予以威胁的大规模杀伤性武器。

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2013-1-15 16:47 上传



湾岸戦争の際、サウジアラビアの米軍基地に配置された地対空ミサイル・パトリオット「PAC2」。パトリオットはミサイルに搭載されたレーダーと地上の追尾レーダーの情報を組み合わせ、目標を正確に狙う能力があるはずだったが、湾岸戦争では飛来した弾道ミサイルの25%程度しか撃墜できなかったとされる=1991年1月撮影【AFP=時事】

海湾战争时期,在驻沙特的美军基地里部署的爱国者地对空导弹「PAC2」。爱国者将导弹上装备的雷达和地面上的追踪雷达情报相结合,具有能准确狙击目标的能力,但被认为在海湾战争中只能击落飞来的大约25%左右弹道导弹。

 大気圏外から超高速で落下してくる弾道ミサイルを、通常の対空兵器で撃墜することはできない。第2次世界大戦中にナチス・ドイツが開発し、世界で初めて実戦に投入された弾道ミサイル「V2」は、1944年9月から翌年5月のドイツ降伏までに1000基以上が英国に撃ち込まれた。しかし、当時の軍事技術で弾道ミサイルを防御することは不可能で、英国は死者およそ2500人、負傷者約6000人という大きな犠牲を出した。

 从大气层外超高速落下的弹道导弹,通常的防空武器并不能将其击落。第2次世界大战中纳粹德国开发的,世界第一种投入实战的弹道导弹「V2」,从1944年9开始到次年5月德国投降为止,共向英国发射了1000枚以上。但是,由于当时的军事技术是无法防御弹道导弹的,英国付出死者达2500人,受伤6000人的巨大代价。

 80~88年にわたって続いたイラン・イラク戦争では、双方がソ連製「スカッド」を中心に合計500基以上の弾道ミサイルを撃ち合った。両国はいずれも弾道ミサイルに対する防衛手段を持たず、死傷者は数千人に及んだとされる。

 80~88年持续的两伊战争,双方以苏制「飞毛腿」为核心相互发射了500枚以上的弹道导弹。两国没有任何弹道导弹防御手段,被认为死伤者达到数千人。

 90~91年の湾岸戦争では、米国を中心とした多国籍軍に攻撃されたイラクが、反撃のためにイスラエルとサウジアラビアに向けて合計86基の弾道ミサイルを発射した。米軍は、対抗手段として地対空ミサイル・パトリオット「PAC2」を配備していたが、飛来したミサイルの大半は阻止することができず、大きな損害を被った。

 90~91年的海湾战争,伊拉克被以美国为中心的多国部队攻击,伊拉克为了反击,向以色列和沙特发射了共计86枚弹道导弹。美国用以对抗的手段是部署了爱国者地对空导弹「PAC2」。但是,飞来的导弹大部分没能击落,受到了大量的损害。

北朝鮮のミサイル開発

朝鲜的导弹开发

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2013-1-15 16:47 上传



弾道ミサイルが北朝鮮から発射された場合の到達範囲。1500キロの射程距離があれば、日本本土のほぼ全域が攻撃可能範囲に入る【時事通信社】

弹道导弹从朝鲜发射能到达的范围。如果拥有1500KM的射程的话,日本本土大致上全在攻击范围内。

 日本にとって、最も懸念される弾道ミサイル保有国は、言うまでもなく北朝鮮だ。ただ、北朝鮮のミサイル開発の歴史はそれほど長いものではなく、1980年代初めに旧ソ連製の弾道ミサイル「スカッドB」を入手したのが実質的なスタートだとされている。

 对日本来说,最担心的拥有弹道导弹的国家,毫无疑问是朝鲜。不过,朝鲜的导弹开发历史并没有那么长,被认为在1980年代初得到前苏联制造的弹道导弹「飞毛腿B」后才实质性地展开。

 スカッドは、ナチス・ドイツの弾道ミサイル「V2」の設計図を基に、旧ソ連が50年代に開発した1段式の液体燃料推進のミサイル。初期型のスカッドAは射程距離が150~180キロ程度しかなく、原型であるV2(最大射程距離300キロ)の能力を下回っていた。続いて開発された改良型のスカッドBは、最大射程距離が300キロまで伸びた一方、誘導システムも高度化され、命中精度はスカッドAの6倍以上に高まった。

 飞毛腿是以纳粹德国在弹道导弹「V2」的设计图为基本,前苏联在50年代开发的单级液体燃料推进的导弹。早期的飞毛腿A的射程达到150~180KM左右,比作为原型的V2(最大射程300KM)的性能更差。后继开发的改良型飞毛腿B,一方面最大射程延长到300KM,制导系统也被提高,命中精度比飞毛腿A提高6倍以上。

 北朝鮮は、このスカッドBの実物をエジプトから極秘に提供され、完成品を分解して部品をコピーするという手法で製造技術を体得したようだ。北朝鮮製スカッドBは「火星5号」と名付けられ、自国内に大量配備されるとともに、一部はイランなどに輸出された。火星5号の最大射程距離はオリジナルのスカッドBと同じ300キロで、朝鮮半島全体をカバーする能力はなかった。そこで、80年代末から弾頭重量を減らし、ロケットの推力を強化した「火星6号」(北朝鮮製スカッドC)の開発を進め、92年ごろには量産体制が整ったとされる。最大射程距離は500キロまで伸び、韓国のほぼ全域が北朝鮮ミサイルの射程内に入った。

 朝鲜是从埃及秘密得到飞毛腿B的实物,对原物分解后的零件进行仿制的方法掌握了制造技术。朝鲜生产的飞毛腿B被命名为「火星5号」,随着在自己国内的大量部署,一部分也被出口到伊朗等国。火星5号最大射程和原来的飞毛腿B相同为300KM,能覆盖整个朝鲜半岛。于是,80年代未开始将弹头重量减轻,火箭引擎的推力强化的「火星6号」的开发,在92年左右完善了量产体制。最大射程延长到500KM,韩国的全国大致都在朝鲜导弹的射程内。

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2013-1-15 16:47 上传



自走式発射機に搭載された旧ソ連製の弾道ミサイル「スカッドB」。北朝鮮の弾道ミサイルのベースとなった。ミサイル本体は全長11.16メートルで、ペイロード(弾頭部分の積載重量)は約1トンある【AFP=時事】

移动式发射车上装备的前苏联的弹道导弹「飞毛腿B」。成为朝鲜的弹道导弹的基础。导弹全长11.16米,有效载荷约1吨。

 90年代に入ると、スカッドを大型化した弾道ミサイル「ノドン」の開発に成功した。「ノドン」は米国が付与したコードネームで、北朝鮮での名称を含め、詳しいことはほとんど分かっていない。2000年以降も改良が続けられ、最も新しいタイプは最大射程距離が1500キロ以上あるとされる。これが事実なら、日本の本土はほぼ全域を攻撃可能になる。

 进入90年代,把飞毛腿大型化后的弹道导弹「劳动」开发成功。「劳动」是美国起的代号,包括朝鲜的名称在内,详细信息基本不清楚。2000年以后继续进行改进,最新型号的最大射程被认为达到1500KM以上。如果这是事实的话,日本的本土大致上全都能进行攻击。

 90年代には、さらに長射程の弾道ミサイル開発に着手、98年8月31日に多段式の弾道ミサイル「テポドン1号」の発射実験を実施した。「テポドン」も米国のコードネームで、北朝鮮での名称については「白頭山1号」「銀河1号」などの情報があるものの、確実なことは分かっていない。

 90年代中开始更远射程的弹道导弹的开发,98年8月31日,多级弹道导弹「大浦洞1号」进行了发射实验。「大浦洞1号」是美国起的代号,虽然有朝鲜方面命名为「白头山1号」「银河1号」等情报,但是准确的情况并不清楚。

 このテポドン1号は1段目にノドン、2段目に火星6号を使ったとみられ、北朝鮮北東部の舞水端里から打ち上げられると、東に向かって上昇した。防衛庁(当時)の分析によると、上昇中に切り離された1段目は日本海に落下、2段目は日本列島を越えて三陸沖の太平洋に突入したとみられる。2段目からは弾頭部が分離し、固体燃料による推進力でさらに遠方まで飛んだようだが、落下地点は明らかになっていない。

 大浦洞1号被认为第1级火箭为劳动,第2级火箭使用了火星6号,在朝鲜东北部的舞水端里发射,向东上升。根据防卫厅(当时)的分析认为,上升过程分离的第1级落在日本海,2级穿过日本列岛进入三陆冲附近的太平洋。从2级开始,弹头部分分离,使用固体燃料产生的推进力,飞向远方,落下的地点不明。

 北朝鮮は、発射したのはミサイルではなく、「人工衛星打ち上げ用の運搬ロケット」だと主張している。しかし、3段に分かれた推進機構のパワーを合わせても、弾頭部を衛星軌道に投入できるだけの能力はなく、打ち上げは弾道ミサイル開発の技術検証と考えた方が合理的だ。テポドン1号を弾道ミサイルとして使用した場合、最大射程距離は1600~2000キロに達するとみられ、沖縄も含めた日本列島全域を攻撃範囲に収めることができる。

 朝鲜否认其发射的是导弹,而是“发射卫星用的运载火箭”。但是,3段分离推进机构的强力组合,并不仅仅能将弹头部送入卫星轨道,而认为发射是进行弹道导弹开发的技术验证更为合理。大浦洞1号作为弹道使用的时候,被认为最大射程达到1600~2000KM,能攻击包括冲绳在内的日本的全境。

米本土も射程内に

美本土也在射程内

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2013-1-15 16:47 上传



発射台に据えられた「銀河2号」(テポドン2号改良型)。全長は約34メートル、発射重量は60トン程度と推定され、スカッドBと比較すると、長さで3倍、発射重量は10倍近い巨大な機体となった。2009年4月5日の発射前に撮影されたもので、朝鮮中央通信が配信した【朝鮮通信=時事】

被放置在发射台上的「银河2号」(大浦洞2号改进型)全长约34米,估计发射重量在60吨左右,与飞毛腿B相比,长度约3倍,发射重量略小于10倍的巨大机体。2009年4月5号发射前被拍摄。

 北朝鮮はテポドン1号の発射後、長距離弾道ミサイルの開発をさらに進め、2006年7月6日、3段式とみられる大型ミサイルを舞水端里の発射施設から打ち上げた。米国と日本は、事前に発射準備を察知して監視を強めていたが、ミサイルは発射後42秒で1段目のロケットモーターが異常燃焼を起こし、2段目を分離できないまま北朝鮮沿岸の海上に墜落した。

 朝鲜在大浦洞1号发射后,更加推进远程弹道导弹的开发,2006年7月6日,被认为3级式的大型导弹从舞水端里的发射基地发射。美国和日本在事前就得知在进行发射准备,并加强监视,但是导弹发射后45秒,1级火箭引擎异常起火,2级火箭无法分离而堕落于朝鲜沿岸的海上。

 北朝鮮はこのミサイルについて何のコメントもしておらず、実態はよく分からない。米国はテポドン1号の発展改良タイプと位置付け、「テポドン2号」のコードネームを与えた。ただ、テポドン1号までが旧ソ連製のスカッドをベースにしたものだったのに対し、テポドン2号のロケットモーターには従来と異なる技術の投入がうかがわれた。打ち上げの失敗から構造自体に問題があったのは間違いないにせよ、北朝鮮のミサイル開発が新たなステージに入ったことは明らかだった。

 朝鲜对此导弹没有任何的说明,实际状况不能很好了解。美国将其做为大浦洞1号的改进型,给它起了「大浦洞2号」的代号。不过,与到大浦洞1号为止以前苏联生产的飞毛腿作为基础的导弹相比,听说大浦洞2号的火箭引擎使用了与过去不同的技术。尽管毫无疑问发射的失败是由于结构本身的问题,但明白了朝鲜的导弹开发进入了新的舞台。

 2009年4月5日、北朝鮮は舞水端里の発射施設から大型弾道ミサイルを発射した。北朝鮮政府は、同年3月の段階で国際海事機関と国際民間航空機関に「4月初旬に研究用通信衛星の打ち上げを実施する」と通告、発射後に「運搬ロケット『銀河2号』の打ち上げに成功し、人工衛星『光明星2号』を地球周回軌道に投入した」と公表した。

 2009年4月5日,朝鲜舞水端里基地发射了大型弹道导弹。朝鲜政府在同年3年的时候向国际海事组织和国际民间航空组织通报了“4月上旬将进行研究用通信卫星的发射”,发射后公布了“运载火箭‘银河2号’成功发射,卫星‘光明星2号’送入环绕地球轨道”的消息。

 米国と日本の観測によると、「銀河2号」は3段式とみられ、舞水端里から東方向に上昇すると、日本海上空で1段目を切り離した。1段目部分は秋田県西方沖約320キロの日本海に落下、2段目以降は約370~400キロの高度で日本列島を飛び越えた。機体は海上自衛隊のイージス艦が日本から東方約2100キロ付近まで追尾し、太平洋上に落下したものと推定されるが、2段目と3段目の切り離しに成功したのかどうかは確認できていない。

 根据和日本的观测,「银河2号」被认为是3级火箭,从舞水端里向东上升,在日本海上空1级火箭分离。第1级火箭落在秋田县西面约320KM的日本海,2级火箭以约370~400KM的高度从日本列岛上空飞越。海自的神盾舰对弹体从日本一直跟踪到日本以东2100KM附近,预计其坠落于太平洋上。但2级火箭与3级火箭是否成功分离不能确定。

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2013-1-15 16:47 上传



米シンクタンク、科学・国際安全保障研究所(ISIS)が公表した発射直後の北朝鮮の長距離弾道ミサイル「銀河2号」と思われるものの衛星写真(米デジタルグローブ撮影、ISIS提供)。右上の白いものが同ミサイルによるとみられる炎。ミサイル下方に筋状の排煙が伸びている。写っているのは発射場の発射場のある舞水端里の北北東約13キロの日本海沿岸地帯【AFP=時事】

美战略与国际研究中心、科学与国际安全研究所(ISIS)发表的发射后的朝鲜远程弹道导弹「银河2号」和被认为卫星的照片(美DigitalGlobe拍摄,ISIS提供)。右上的白色物被认为是该导弹的尾炎。导弹下呈条纹状的排烟。拍摄是位于舞水端里的发射场东北偏北13KM的日本海沿岸地带。

 弾頭部に人工衛星を搭載し、それを地球周回軌道に投入するのであれば、機体を秒速7.9キロまで加速しなければならない。しかし、このミサイルにそこまでの性能はなく、米国をはじめ各国の調査でも、新たな衛星が軌道を周回した形跡はどこにもなかった。

 弹头部装载的是卫星,要把卫星送入地球轨道的话,弹体必须加速到7.9KM/秒。但是,这个导弹并不没有这样的性能,以美国为首的各国的调查也没有发现新卫星在轨道上飞行的踪迹。

 米国政府は、銀河2号を06年の打ち上げが失敗に終わった「テポドン2号」の改良型と位置付けた。米国のシンクタンクの分析によると、このテポドン2号改良型の1段目はノドン・ミサイルのロケットモーター4基を束ねたもので、2段目は旧ソ連製の潜水艦発射型弾道ミサイルSSN6を利用した可能性が高いという。

 美国政府把银河2号作为在06年发射失败而结束的「大浦洞2号」的改进型。根据美战略与国际研究中心的分析,这个大浦洞2号的改进型的1级火箭由于捆绑了4枚火箭引擎,2级火箭利用了前苏联生产的潜射型弹道导弹SSN6的可能很高。

 SSN6は潜水艦搭載型のためコンパクトで推進力も大きいという特長があり、それまで北朝鮮がミサイル技術のベースとしてきたスカッドに比べ、性能は段違いに高い。ソ連崩壊後、経済破たん状態にあったロシアから高度なミサイル技術が流出しており、北朝鮮はそうした機会を抜け目なく利用したようだ。

 SSN6是潜射型所以有较小体积但推进力也很大的特点,与当时朝鲜作为导弹技术基础的飞毛腿相比,性能上高出很多。苏联解体后,先进的导弹技术从经济处于崩溃的状态的俄国泄露,朝鲜可能细致地利用那个机会。

 銀河2号は人工衛星投入に失敗したとは言え、2段目以降は舞水端里から少なくとも3600キロ飛行した。3段目の推進機構はSSN6の姿勢制御用ロケットモーターを活用したとの見方もあり、それが期待通りに機能していれば、弾頭部の最大射程は6000キロにも達し、米本土のアラスカ州まで届く可能性がある。

 虽说银河2号运载卫星失败,但拥有2级火箭的话从舞水端里发射至少飞行了3600KM,也有有效地利用了作为3级火箭的推进机构的SSN6的姿势控制用火箭引擎的看法,按预想的机能的话,弹头部的最大射程能达到6000KM,可能达到美本土的阿拉斯加州。

「人工衛星」の軌道投入に成功

「人工卫星」成功送入轨道

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2013-1-15 16:47 上传



2012年4月に北朝鮮が外国メディアに公表した「銀河3号」。このロケットの発射は失敗した【AFP=時事】

2012年4月朝鲜向外国媒体公布的「银河3号」。这个火箭的发射已经失败。

 北朝鮮は2012年4月13日、大型ロケット「銀河3号」を平安北道鉄山群東倉里の発射場から打ち上げた。北朝鮮は地球観測衛星「光明星3号」を地球周回軌道に投入するための平和目的だと主張、外国メディアを招き、打ち上げ前にロケット本体を公開した。

 朝鲜在2012年4月13日,在平安北道铁山群东仓里的发射场发射了大型火箭「银河3号」。朝鲜主张其为了和平将地球观测卫星「光明星3号」送入地球轨道,招代外国媒体,发射前公开了火箭的本体。

 米国は、銀河3号を長距離弾道ミサイル「テポドン2号改良型」と位置付け、欧州諸国や日本、韓国などとともに「打ち上げは事実上のミサイル発射実験だ」として中止を求めていた。ただ、この時の打ち上げは失敗に終わり、銀河3号は打ち上げから2分15秒後に空中で爆破、約20個の破片に分離して、韓国西方の黄海に落下した。

 美国把银河3号作为远程弹道导弹「大浦洞2号改进型」,欧洲各国、日本、韩国等也相应以“进行的实际上导弹发射实验”为由要求中止实验。不过,这时发射已经以失败告终,银河3号发射2分15秒后在空中爆炸,分解为约20个碎片,堕落在韩国西面的黄海。

 銀河3号のスペックは公表されていないが、外見は09年に発射した「銀河2号」と酷似しており、同型の3段式ロケットを使用したとみられる。最大の違いは打ち上げの方向で、銀河2号が東方に向けて発射されたのに対し、銀河3号は真南方向に飛翔した。ロケットを東に向けて発射すると、地球の自転による加速を利用でき、少ない推力でより遠くまで飛ばすことができる。銀河3号を南に向けたということは、自転加速度を利用しなくても一定の距離を飛行させることができるという「自信」の表れとも言え、北朝鮮の弾道ミサイル開発が新たな段階に入ったことをうかがわせた。

 银河3号的试样书并没有公开,从外形来看酷似09发射「银河2号」,同样被认为使用了3级火箭。最大不同的是发射方向,与银河2号向东发射相对,银河3号向正南方向飞去。火箭向东发射的话,能利用地球的自转进行加速,使用较小的推力就能飞得更远。银河3号向南的话,表现了不利用自转加速也能飞行一定的距离“自信”,据说朝鲜的弹道导弹的开发进入了新的阶段。

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2013-1-15 16:47 上传



2012年12月12日に北朝鮮西部・東倉里の発射場から打ち上げられた大型ロケット。北朝鮮の衛星管制センターのモニター画面に写し出された映像を朝鮮中央通信が配信した【朝鮮通信=時事】

2012年12月12日从位于朝鲜西部东仓里发射场发射的大型火箭。图像被显示在朝鲜的卫星控制中心的屏幕上。

 その懸念が裏付けられたのは、打ち上げ失敗から8か月後の12年12月12日だった。北朝鮮は、12月1日に「人工衛星の打ち上げ」を予告。各国注視の中、12日午前9時49分、前回と同じ東倉里の発射場から銀河3号の改良型とみられる大型ロケットを発射した。打ち上げた方向は真南で、ロケットは1段目、2段目を分離しながら飛行を続け、同10時1分に沖縄県上空を通過した後、同10時5分にフィリピンのルソン島東方約300キロの太平洋上に落下した。

 从发射失败开始8个月后的12年12月12日,那个担忧从侧面被证明了。朝鲜在12月1日预告了“将发射卫星”。在各国的注视中,12日上午9时49分,与上次相同的东仓里发射场发射了被认为是银河3号改进型的大型火箭。发射方向为正南,火箭一边分离1级,2级,一边继续飞行,10时1分通过冲绳县上空后,于10时5分堕落在菲律宾的吕宋岛东方约300KM的太平洋上。

 飛行した軌道は、北朝鮮が予定したコースとされ、1段目、2段目ロケットの落下場所も事前に予告された海域だった。さらに、北米航空宇宙防衛司令部は、このロケットによって何らかの飛翔体が地球周回軌道に投入されたことを確認。米国研究機関の分析でも、飛翔体が高度494~588キロの太陽同期軌道上を周回していることが明らかになった。

飞行的轨道,与朝鲜预定的轨道相同,1级,2级火箭也堕落在预定海域。并且,北美航空宇宙防卫司令部确认某个飞行物被该火箭将送入地球轨道。美国研究机构的分析也确认飞行物在围绕494~588KM的太阳同步轨道上飞行。

 軌道を周回している飛翔体が、地上からコントロールされているかなど、詳しいことは分かっていないものの、北朝鮮が人工物を軌道に投入できるだけのロケット技術を獲得していることは、認めざるを得ない。東倉里の発射場からロケット本体が落下したフィリピン東方海域までの距離は2700キロだが、このロケットを長距離弾道ミサイルとして評価すると、最大射程距離はロサンゼルスなど米国本土西海岸の都市も直接狙える約1万キロに達する可能性がある。どの程度の命中精度があるかは分からないにせよ、飛翔体を計画通りに軌道投入できたことから、北朝鮮のミサイル制御の技術が格段に進歩したことは間違いなく、世界の安全保障に暗い影を投げ落とすことになった。

 虽然不清楚围绕轨道飞行的飞行物,是不是受地上控制等详细情况,但不得不承认朝鲜将人造物送入轨道就足以获得火箭技术了。火箭本体落入的菲律宾以东海域与东仓里发射场相距2700KM,这个火箭可以称为远程弹道导弹,最大射程有可能达到1万KM,能直接攻击洛杉矶等美国西海岸城市。即使不知道能达到什么程度的命中精度,但飞行物能按计划送入轨道,朝鲜的导弹控制技术得到飞跃性进步是毫无疑问的,对世界的安全投下了阴影。

弾道ミサイルの命中率は?

弹道导弹的命中率是?

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2013-1-15 16:47 上传



第2次世界大戦中にナチス・ドイツが開発したV2ミサイル。全長14メートル、発射重量12.7トン。戦後、米ソ両国はV2の開発にかかわった技術者を競うように自国へ連れ帰り、後の宇宙開発や弾道ミサイルの基礎研究に従事させた 【AFP=時事】

第2次世界大战中纳粹德国开发的V2导弹,全长14米,发射重量12.7吨。战后,美苏两国竞相将V2开发相关技术人员带回国内,使他们从事之后宇宙开发和弹道导弹的基础研究。

 弾道ミサイルの性能は、射程距離が長いことと、ペイロード(弾頭部分の積載重量)の大きさが重視されがちだが、目標に当たらなければ兵器としての意味がない。射程距離を長く、ペイロードも大きくすればミサイルは大型化し、微妙なコントロールは難しくなる。長射程化には高度な誘導技術が求められ、冷戦時代の米ソによるミサイル開発競争でも、命中精度の向上が最も重要なテーマだった。

 弹道导弹的性能,往往注重于射程的长短和有效载荷(弹道部分的装备重量)的大小,但是,成为不能击中目标的武器就没有意义了。随着射程变长,有效载荷变大,导弹也大型化,微妙的控制将变难。远程化需要更高的制导技术,冷战时期的美苏开展的导弹竞争也把提高命中精度作为最重要的课题。

 弾道ミサイルの誘導で一般的なのは、「慣性誘導」と呼ばれる方法だ。機体の傾きや加速度を計測するジャイロセンサーを利用、ミサイルが飛行しながら自己位置を特定し、目標までの距離と方位を計算して推力や進行方向を調整する。発射後は外部から干渉を受けないので、妨害に遭いにくいというメリットもある。

 弹道导弹的制导一般使用的是被称为「惯性制导」的方法。利用计量弹休的倾斜或者加速度的陀螺仪,导弹飞行时可以弄清自己的位置,计算到目标的距离和方位,对推力和飞行方向进行调整。发射后由于不受到来自外部干涉,具有很难被干扰的优点。

 ナチス・ドイツが開発したV2ミサイルも同じ方式を用いていた。V2が英仏海峡を越えてロンドンを攻撃した場合、弾着は目標から12~15キロの範囲に散らばったというから、お世辞にも「精密」な誘導とは言えない。しかし、ドイツは建物が密集した都市部に向けて大量のミサイルを発射したため、通常爆薬の弾頭(V2は1基に最大750キロの爆薬を搭載可能だった)でも、英国は甚大な被害を受けた。

 纳粹德国开发的V2导弹也使用了相同的方式。V2穿越英吉利海峡攻击伦敦时,由于弹着点散布在目标周围12~15KM的范围,实在不能说是“精密”制导。但是,由于德国向建筑物密集的城市发射大量的导弹,即使是普通炸药的弹头(1枚V2最多能携带750Kg的炸药),英国受到了很大的灾难。

 イラン・イラク戦争や湾岸戦争などで使用されたスカッド・ミサイルも慣性誘導方式を採用している。スカッドBの場合、発射されたミサイルの半数が目標から450メートルの範囲内に着弾する精度があったとされ、都市攻撃には大きな効果を発揮した。弾道ミサイルは、飛行軌道の大半が空気の薄い超高空や大気圏外なので、天候が機体に及ぼす影響も小さく、慣性誘導だけでも実用レベルの命中精度を確保できる。しかも、慣性誘導装置の運用にはそれほど高度な技術を必要としない。発展途上国でもスカッド級の弾道ミサイルであれば、十分に使いこなすことが可能だ。

 两伊战争和海湾战争中被使用的飞毛腿导弹也采用了惯性制导方式 。飞毛腿B,拥有发射的导弹半数弹着点落在目标450米的范围内的精度,在城市攻击中发挥了很大的效果。弹道导弹,由于飞行轨道的大部分在空气稀薄的超高空或者大气层外,天气对弹体影响也少,即使只用惯性制导也能确保达到实用级的命中精度。而且,使用惯性制导装置的并不须要很高的技术,即使发展中国家也能充分使用飞毛腿那样的导弹。

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2013-1-15 16:47 上传



ロシア陸軍が2006年に制式採用した戦術ミサイル9K720「イスカンデル」。最大射程500キロの弾道ミサイルで、誘導は慣性航法装置と電子光学誘導システムを併用し、移動目標を追尾することができる。命中率を示す円形半数必中界(複数の弾頭を同一目標に発射した場合、その半数が命中するエリアの広さ)は半径5~7メートルとされており、超高速で落下する弾道ミサイルとしては驚異的な精度を誇っている 【AFP=時事】

俄国陆军在2006年装备的战术导弹9k720「伊斯坎德尔」。最大射程500KM的弹道导弹,制导采用惯性导航系统和电子光学制导系统,能追踪移动目标。表示命中率的圆概率误差(多枚弹头向同一目标发射,至少有半数命中的区域范围)半径在5~7之内,以超高速落下的弹道导弹来说是值得夸耀并令人吃惊的精度。

 ただし、弾道ミサイルは、重量のある燃料を上昇中に使い切り、飛行コース後半は自由落下状態で目標へ到達する仕組みを基本にしている。そのため、推力の調整による飛行コースの修正が上昇中にしかできず、飛行距離が長くなればなるほど、照準の誤差は大きくなってしまう。そこで、米国やロシアなどの弾道ミサイルは、弾頭部に推進システムを装備して下降中にも姿勢制御をできるようにした上、慣性誘導に加えてレーダーや全地球測位システム(GPS)などの電子的な補完システムで照準を修正し、命中精度を向上させている。もちろん、これには高い技術力と資金が必要で、開発にも時間が掛かる。

 当然,弹道导弹,燃料在上升中燃烧完,飞行轨道后半基本上以自由落体状态直到击中目标。为此,通过推力调整对飞行轨道的修理不能仅在上升过程中,飞行距离越长的话的确瞄准的误差也会变大。因此,美俄等国的弹道导弹,不但在弹头部分装备了推进系统 ,可以在下降过程中进行姿势控制,而且通过在惯性制裁上增加了雷达和全球定位系统(GPS)等电子补充系统对瞄准进行修正,使命中精度提高。当然,这些是需要高技术和资金,开发也要花费大量时间。

 北朝鮮の弾道ミサイルがどのような誘導システムを使用しているかについての情報はほとんどないが、スカッドの技術がベースにあることを考えると、慣性誘導が主体と思われる。射程距離が数百キロレベルの短距離ミサイルは、スカッド程度の命中精度は確保されていると覚悟した方がいいだろう。テポドン2号やその改良型のように射程距離が2000キロを超える大型ミサイルは開発途上なので、命中精度を評価できるレベルにはないが、実験を繰り返すうちに誘導システムの改良も進み、周辺諸国への脅威は確実に高まることになる。

 关于朝鲜的弹道导弹使用什么样的制导系统的情报完全没有,但是从以飞毛腿的技术为基础的角度来考虑,被认为以惯性制裁为主。射程数百公里的短程导弹,有保证飞毛腿那样程度的命中精度的觉悟就不错了吧。大浦洞2号作为飞毛腿改进型那样的射程超过2000KM的大型导弹由于在开发中,没有能评价命中精度的标准,但是反复进行实验之中,也推进了制导系统的改进,确实会提高对周边各国的威胁。

弾道ミサイルは打ち落とせるか

击落弹道导弹?

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2013-1-15 16:47 上传



地球周回軌道で弾道ミサイルを監視するDSP衛星の想像図。既に20基以上が打ち上げられ、徐々に機能も高度化している(米空軍提供)【時事通信社】

在地球轨道上监视弹道导弹的DSP卫星的想像图。已经发射了20颗以上,功能也渐渐提高了。

 弾道ミサイルの攻撃から国土を防御する方法は、そう多くあるわけではない。第2次世界大戦中、英国は海を越えて撃ち込まれるV2ミサイルを打ち落とすことができず、連合軍が欧州大陸に侵攻し、ドイツ軍のミサイル発射場を占領したことで、ようやく攻撃を止めることができた。

 对来自弹道导弹攻击的国土防御方法,并不是很多。第2次世界大战中,英国无法击落跨海而来的V2导弹,盟军反攻欧洲大陆后,占领了德军的导弹发射场后,才能渐渐停止了攻击。

 現代でも、ミサイル攻撃に対処する最も確実な手段は、先制攻撃をかけて発射場を破壊してしまうことだが、当事国との全面戦争につながりかねないだけに、政治的に取りにくい選択肢だ。全面戦争を避けるとすれば、ミサイルが発射されてから着弾するまでの間、空中を飛行しているところを撃墜するしかない。

 即使在现在,对付导弹攻击最有效的手段是,用先发制人手段破坏发射场。但是难免引起与当事国的全面战争,是政治上难以做出的选择。要是想避免全面战争的话,导弹发射后到命中为止的之间,只能在空中飞行时进行击落。

 弾道ミサイルを撃墜するには、発射されたことを探知し、コースを追尾した上で、高速飛行する弾体を迎撃ミサイルやエネルギー兵器などで破壊することが必要になる。発射されてから着弾するまでの時間は、射程距離が1万キロを超える長距離ミサイルでおよそ30分、射程300キロ前後の短距離ミサイルは5分程度しかない。その時間内で確実に迎撃するには、探知と攻撃を多層的に組み合わせた大規模なシステムの構築が不可欠で、現代のテクノロジーを駆使しても、極めて困難な仕事であることは間違いない。

 为了击落弹道导弹,要探知其发射,追踪其轨道,用拦截导弹或能量武器等破坏高速飞行的弹体是必要的。从发射后到击中为止的时间内,射程1万KM的洲际导弹大约30分钟,射程300KM左右的短程导弹只要5分钟的程度。在那个时间内准确拦截,构建由探知和攻击多层组合的大规模系统的是不可少的,即使使用现代的技术,毫无疑问是非常困难的工作。


 米国は弾道ミサイルへの防衛を1950年代から研究してきた。当初は、落下してくる敵ミサイルの近くで核兵器を爆発させるといった構想だったが、自国の上空で核爆発を起こすリスクは大きく、実現はしなかった。核兵器による迎撃という大雑把な発想になったのは、ミサイルの発射や飛行ルートを正確に探知する技術がなかったからで、70年代になると、地球周回軌道に監視衛星を配置する早期警戒システムの構築がスタートした。

 美国的弹道导弹防御从1950年代开始研究。最初,设想在落下的敌方导弹附近爆炸核武器,但是在自国的上空进行核爆炸风险太大,无法实现。用核武器拦截只是大致的设想,由于没有能正确探知导弹的发射或者飞行线路的技术,所以到了70年代,开始在地球轨道上部署了监视卫星,构筑了早期预警系统。



クウェートの砂漠に展開した米軍のパトリオットミサイル=2003年撮影【AFP=時事】

在科威特沙漠里展开的美军爱国者导弹

 早期警戒システムは赤外線センサーを搭載した「DPS衛星」を静止軌道に並べ、打ち上げられたミサイルの噴射炎を探知して、地上に警報を発する。ただ、ある程度の時間をかけて高度1000キロ程度まで上昇してくる長射程の大型ミサイルは衛星軌道からでも発見しやすいが、小型の短距離ミサイルは大気圏外まで到達することなくすぐに落下していくので、探知が困難なことも多い。

 早期预警系统装载了红外线感应器「DPS卫星」摆在静止轨道上,发现发射的导弹的尾焰,向地上发出警报。只有需要一定时间上升到1000KM高度的远程大型导弹才容易从卫星轨道上发现,但是由于小型的近程导弹并没有到大气层外就落下,发现就困难多了。

 90~91年の湾岸戦争では、イラクがサウジアラビアの米軍基地やイスラエルに向けて発射した短距離ミサイル・スカッドをDSP衛星が探知することはできた。しかし、高速で落下してくるスカッドのうち、迎撃用のパトリオットミサイルで捕捉できたのは4分の1程度で、打ち漏らした残り4分の3で甚大な損害を被った。その後、米国は弾道ミサイルの監視体制を強化し、衛星も高機能なタイプに順次入れ替えている。2011年3月には、新たな低軌道衛星を使い、弾道ミサイルの発射から上昇、落下に至る全行程で探知・追尾することに初めて成功した。もちろん、探知できればいいわけではなく、地上や海上に配置した高性能レーダーと衛星データを突き合わせ、弾道ミサイルの飛行コースを正確に予測し、迎撃のタイミングを逃さない体制の整備が急務となっている。

 90~91年的海湾战争中,DSP卫星能发现伊拉克向驻沙特的美军基地和以色列发射的飞毛腿短程导弹。但是,在高速落下来的飞毛腿导弹中,能被拦截用的爱国者导弹拦截的只有四分之一,而未被拦截的残留的有四分之三,受到了巨大的损害。在那之后,美国强化了对弹道导弹的监视体制,卫星也逐渐被更高性能的类型所代替。2011年3月,使用新的低轨道卫星第一次成功的对弹道导弹从发射、上升到落下进行全程的发现和追踪。当然,并不能说能够发现就行了,使在地上或者海上布置的高性能雷达和卫星数据对上,正确的预测弹道导弹的飞行轨道,扩充使拦截的时机不会失去的体制才是当务之急。

ミサイル防衛の仕組み(1)

导弹防御的结构(1)



弾道ミサイルの軌道と迎撃手段【時事通信社】

弹道导弹的轨道和拦截手段

 弾道ミサイルの飛行軌道は、発射直後にロケットモーターを全開にして急上昇する「ブースト」段階、ロケットモーターの燃焼が終了してから軌道の頂上に達し、落下を始めるまでの「ミッドコース」段階、目標に向けて超高速で落下する「ターミナル(終末)」段階のフェーズに分けることができる。ミサイルを撃墜するには、あまりスピードが出ていないブースト段階を狙うのが効率的だが、迎撃のチャンスは長距離ミサイルで発射後5分程度、短距離ミサイルだと数十秒しかない。

 弹道导弹的飞行轨道可以分为发射后火箭引擎全开急速上升的「上升段」,火箭引擎燃烧结束后开始的到达飞行轨道的最高点到开始下降的「中间段」,向目标以超高速落下的「终段」的三个阶段。要击落导弹,在速度没有变快的「上升段」进行拦截的效率最高,但是,拦截的机会对远程导弹来说只有发射后的5分钟,近程导弹只有数十秒。

 米国は、弾道ミサイルをブースト段階で撃墜する手段として、レーザー兵器の研究を進めている。航空機搭載型の高出力レーザー(ABL)でミサイルを照射、内圧が高まっているロケットモーターを外側から熱して爆発させるという構想で、ボーイング747にレーザー発生器を積んだABL機を製造して実験を繰り返していた。2010年には、このABL機から照射したレーザーで模擬弾の迎撃に初めて成功し、ブースト段階での撃墜も技術的には可能であることが実証された。

 美国,作为在上升段击落弹道导弹手段,一直在推进激光武器的研究。用机载型高能量激光(ABL)照射导弹,使内部压力增高的火箭引擎从外侧开始发热而爆炸,基于这个构想,制造了在波音74上装载了激光器的ABL飞机并进行了反复实验。在2010年,第一次用从这架ABL飞机发射的激光成功拦截模拟弹,证明了在上升段进行拦截在技术上是可能的。

 ただ、ミサイルの発射を即座に探知できたとしても、数分で迎撃可能地点まで近づくには、あらかじめABL機を大量に配備しておく必要があり、コストパフォーマンスの面で問題がある。このため、米国も11年いっぱいで大型機によるABL計画を凍結。レーザー兵器の利用自体を断念したわけではないものの、ABLを小型化した上で無人機に搭載し、24時間体制で高高度を哨戒する戦術にシフトする見通しだ。

 不过,即使能立即发现导弹的发射,为了在数分钟内靠近可以拦截的地点,事先要大量装备ABL飞机是必要的,就会有性价比的问题。为此,美国也在11年完全冻结了基于大型飞机的ABL计划,但并不说放弃了使用激光武器的,而是将ABL小型化在无人机上装备,制定了24小时不间断地在高空进行警戒的战术计划。



米海軍のイージス艦「レイク・エリー」から発射されたSM3の赤外線シーカーが捉えた標的の弾道ミサイル。訓練の画像なので標的は模擬弾だが、高熱を帯びたロケットモーター部分が白く光っている(米海軍提供)【AFP=時事】
被美海军的神盾舰「伊利湖」号上发射的标准3型的红外线搜索探头捕捉的到弹道导弹。由于是训练的图像,目标是模拟弹,带着高热的火箭引擎部分发着白光。

 弾道ミサイルはブースト段階からミッドコース段階に移ると、徐々にスピードを落とすので、物理的には迎撃の可能性が広がる。ただし、放物線軌道の頂点は、短距離ミサイルでも高度300キロ、長距離ミサイルでは同1000キロを超える場合もある。このため、ブースト段階で弾道ミサイルの針路を正確に把握し、早い段階で迎撃ミサイルを発射しないと、チャンスを逃してしまう。

 弹道导弹从上升段开始向中间段移动,由于速度会渐渐下降,在物理上拦截的可能性变大。但是,抛物线轨道的顶点,近程导弹也要300KM,远程导弹最高可以超过1000KM。为此,利用上升段对弹道导弹的飞行路线正确把握后,不能在最早阶段发射拦截导弹的话,就会失去机会。

 それには、超高空まで短時間で到達できる迎撃ミサイルと、敵ミサイルを追尾する高性能レーダーが欠かせない。日本周辺のミサイル防衛では、ミッドコースでの迎撃ミサイルとしてイージス艦に搭載した「スタンダードSM3」を使用する。SM3は、全長6.6メートル、全備重量約1.5トンで、3段式のロケットモーターで推進する。迎撃ミサイルには、弾頭部を目標近くで爆発させ、その破片で破壊するタイプと、弾頭を直接ぶつける方式(運動エネルギー弾頭)の2種類があるが、SM3は後者を採用している。

 为此,能在短时间内到达超高空的拦截导弹和对敌方导弹进行跟踪的高性能雷达是不可少的。日本周围的导弹防御,使用装备在神盾舰上的「标准3型」作为进行中段拦截的导弹。标准3型全长6.6米,重量约1.5吨,3级火箭引擎推进。为了拦截导弹分为弹头在靠近目标后爆炸,用产生的碎片进行破坏的方式和用弹头直接撞击的方式(动能弹)2种方式。标准3型采用的是后者。

 SM3は発射後、母艦のレーダーが捉えた情報を基に進行方向を修正し、目標に向かう。弾頭部には赤外線シーカーと軌道修正装置が備えられており、推進用のロケットモーターが燃焼し尽くした後は、切り離された弾頭部が自律的に目標を探索し、姿勢を調整して正確にヒットすることができるとされている。

 标准3型发射后,会根据母舰的雷达捕捉到的情报对方向修正后,飞向目标。弹头部装备了红外线搜索探头和轨道修正装置,推进用火箭引擎的燃料用完后,分离的弹头对目标进行自主搜索,能进行姿态调整,正确的击中目标。

ミサイル防衛の仕組み(2)

导弹防御的结构(2)



ランチャーから発射される終末期高高度地域防衛(THAAD)システムのミサイル。機体はPAC3より大型だが、ランチャーは自走式なので、スピーディーに移動や展開ができる(米国防総省提供)【時事通信社】

从发射车上发射的战区高空防御导弹(THAAD)系统的导弹。弹体虽然比PAC3更大,但由于发射车是移动式,可以快速移动和展开。

 SM3によるミッドコース段階での迎撃は、これまで模擬ミサイルを狙った発射実験が何度も行われている。正確な命中率は高度な軍事機密なので明らかにされていないが、実験では8割程度が撃墜に成功したとされている。もっとも、実験では目標がどのような軌道を取るか、あらかじめ分かっているので、実戦で同じ命中率を維持できるとは限らない。また、実験でも2割は打ち漏らしていることになり、弾道ミサイルが地上に落下するターミナル段階での迎撃が不可欠なのは明らかだ。

 用标准3型进行中段拦截,到目前为此,进行了数次模拟导弹拦截实验。由于正确的命中率是高度军事机密所以并没有被公开,但是估计在实验条件下成功拦截在到了80%。不过在实验条件下,由于目标使用什么样的轨道是事先知道,所以在实战中不一定能维持同样的命中率。而且,即使在实验中也有20%的失败,证明了对弹道导弹落到地上的终期的拦截是不可少的。

 弾道ミサイルが地上に落下する時はマッハ3~24という超ハイスピードで、地上に近づくほど速度は高まる。また、仮に撃墜できても、高度が低いと破片が自国領内に降り注ぐことになるので、できるだけ高高度で弾道ミサイルを捉えるのが望ましい。

 弹道导弹落到地上时达到3~24马赫超高速,越靠近地面时速度越高。并且,即使能击落,由于高度变低碎片也会纷纷落入自己国家的领土,所以希望能尽可能高的高度拦截到弹道导弹。

 米国は2005年から、ターミナル段階初期での迎撃手段として「終末期高高度地域防衛(THAAD)システム」の開発を進めている。THAADの迎撃高度は軍事機密として明らかにされていないが、日本も装備しているパトリオットPAC3が担当する空域より上の高度50~80キロ程度が目標を撃破するエリアとみられている。

 美国从2005年开始,进行了作为在终端初期拦截手段的「战区高空防御导弹(THAAD)系统」的开发。THAAD的拦截高度作为军事机密没有被公开,被认为在比日本也装备的爱国者(PAC3)负责的空域更高的50~80KM作为击破目标的范围。

 米国防総省は11年10月、THAADシステムの迎撃実験に成功、2基の弾道ミサイルを打ち落としたと発表した。標的となったのは短距離、中距離の弾道ミサイル各1基で、THAADシステムの担当者には標的がいつ発射されるかを知らせない実戦型訓練だったとされている。

 美国防部11年10月发表了成功地进行了THAAD系统的拦截实验,2枚弹道导弹被击落的消息。作为目标的分别是1枚短程和1枚中程弹道导弹,是基于THAAD系统的发射者并不知道目标何时被发射实战型训练。

 THAADは、弾頭を目標に直接ぶつける方式(運動エネルギー弾頭)で破壊力も大きい上、SM3などミッドコースの迎撃システムが苦手とする短距離、中距離の弾道ミサイルにも対応が可能とされている。ただ、技術的な課題が残っている上、システム整備に必要なコストも明らかでなく、12年度当初で日本が導入する計画は具体化していない。

 由于THAAD是用弹头直接撞击的方式(动能弹)所以破坏力也很大,标准3型等中端拦截系统不擅长的短程、中程导弹也能拦截。不过,还留有技术上的问题,系统配备所必要的代价也不清楚,12年最初引进日本的计划没有成为现实。



航空自衛隊が米国で実施した訓練で発射されるパトリオットPAC3=2008年9月(航空自衛隊提供)【時事通信社】

航空自卫队在美国进行训练发射的爱国者(PAC3)

 ターミナル段階で日本が備えている迎撃手段は、今のところパトリオットPAC3だけだ。PAC3は、湾岸戦争でスカッドの多くを打ち漏らしたPAC2の後継システムだが、ミサイルの機体から抜本的に見直された。PAC2は弾頭部を目標近くで爆発させ、その破片で破壊するタイプだったのに対し、PAC3はSM3やTHAADと同じ運動エネルギー弾頭を採用。命中精度を高めるため、飛行の最終段階で小型のロケットモーターを噴射して姿勢と方向を制御することができる。

 日本拥有的终端拦截手段,到现在为止只有爱国者PAC3。PAC是在海湾战争中大量漏击飞毛腿的PAC2的后继系统,但是从导弹弹体进行了根本的修改,与PAC2用弹头在靠近目标后爆炸,用产生的碎片进行破坏的方式相对,PAC3采用和标准3型或者THAAD相同的动能弹头。为了提高命中精度,能在飞行的最终阶段用小型火箭引擎的推力去飞行姿态和方向进行控制。

 機体は全長5.2メートル、発射重量約900キロとPAC2に比べて小型化されているが、迎撃可能エリアは高度で2倍に広がった。ミサイル発射機、目標を捜索・追尾するレーダー、射撃管制システムを一体運用するが、それぞれトレーラーに載せて陸上移動が比較的容易にできるため、広域的に展開することが可能だ。日本でPAC3を運用しているのは防空を担当する航空自衛隊で、08、09年に米国の試験場で模擬ミサイルの迎撃訓練を行い、いずれも成功させている。なお、PAC3のミサイル本体の価格は、導入当初1基当たり約8億円とされていた。

 弹体全长5.2米,发射重量约900KG与PAC2相比被小型化了,但可以拦截的范围在高度上扩大了2倍。虽然导弹发射器,对目标搜索跟踪的雷达,发射控制系统要一体化运用,但由于各自被装载到拖车上在陆地上可以比较容易地移动,所以可以在广大地区展开。在日本使用PAC3负责防空的航空自卫队,08,09年美国的试验场进行模拟导弹的拦截训练,无论哪次都成功了。另外,PAC3的导弹本体的价格,最初引进时1枚约8亿日元(约6000万RMB)。
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鬼子给它的国民吃定心丸呢!
PAC3的导弹本体的价格,最初引进时1枚约8亿日元(约6000万RMB)。
最后一句话亮点了!脚盆又让鹰酱给坑了!